interview:ナイトメアを構成するメンバー5人のキャラクターに迫る

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――BARKSのインタヴューは初登場ということで、今回はそれぞれに自己紹介、ナイトメア紹介をしていただきたいと思います。ではYOMI君から。
YOMI:ヴォーカルのYOMIです。バンドのなかでは馬鹿&スケベ担当です(笑)。…それは表面上だけで、中身は小心者で暗くてダメ人です。
一同:(苦笑)。
YOMI:でも、お茶目!?
Ni~ya:自分で言うなよ(笑)。
YOMI:オンとオフがあって。オンのときは明るくてお茶目なんだけど、オフでは暗い。
柩:オンはステージのYOMI だよね。
YOMI:そう。ナイトメアとして動いてるときは基本的にオン。だけど、打ち合わせだったり歌詞を書いてるときはオフ。だからこんな暗い詞になるんだと思う。で、俺にとってナイトメアは学校みたいな存在。メンバー同士はフレンドリーでありながら「大丈夫だよ」「お前だけじゃないよ」って励まし合って、お互いの傷を舐め合ってるようなところが大好き(笑)。あと、気取ってないね。キメ過ぎてないところもナイトメアの良いところだと思う。
――ムービー・コメントをスッピンでやったり。
YOMI:そうそう。そういうこともできるし、キメキメもできるのが俺たち。
――では、咲人君。
咲人:ギターの咲人です。バンド内では音の面を担当していて、キャラクターの部分では憂鬱な部分を担当してます。
一同:はははは(笑)。
咲人:俺、思ったことをすぐガーっと言うんじゃなく、自分のなかで考えて濾過してから言うんで。要は臆病なんですね。だから何しててもすぐ考え込んじゃうんですよ(苦笑)。自分にとってナイトメアは勉強の場ですかね。いろんなことを吸収できるし。他のメンバーから学ぶこともあるし。そう考えると、YOMIが言ってた学校っていってうのもあながち間違いではないな。そういう意味では、学校でいうと俺はクラスで一人、ひたすら勉強してるタイプかも(微笑)。俺はそういうタイプだけど、ナイトメアは5人それぞれ、そこはバラバラなんですよ。それぞれがやりたい放題でありながら、でもそれが五角形になってナイトメアになってる。
――いろんな生徒がいる学校だけどまとまってると。問題児はいないんスか?
咲人:仲は良いんじゃないですか(微笑)?
RUKA:俺は不登校児だけどね。
Ni~ya:わりとふけるタイプっスね。
YOMI:俺、いじめられっコ!
咲人:でも、いじめられてるって本人が気づいてないときもあるし(笑)。
Ni~ya:“構ってくれてる”と勘違いして(笑)。
YOMI:かわいいな~、俺(微笑)。でも、俺はそれをときどきNi~yaにも感じてるから!
柩:ああー、確かに(笑)。
RUKA:この3人(YOMI、柩、Ni~ya)は似てるよ。端から見てると。
Ni~ya:俺から見たらYOMIとRUKAさんが似てる。笑いのツボとかスケベ心とか(笑)。
RUKA:なるほどね。でもこの3人が喋ってるとビミョーに似てるぞ?
柩:みんなが合わせてるんだよ、YOMIに。
咲人:似てきたんじゃない?
RUKA:それはあるな。
柩:これから(YOMIと)距離置かないと。
一同:わははははははっ(爆笑)。
YOMI:唯一、咲人だけが生き残ってるというか。昔の咲人を保ってるところがあるね。
咲人:背中は向けつつも、俺もかなりそっちに寄ってきてると思うよ(笑)。
Ni~ya:でも、うちらってやってること、考えてることが小学生レベルというか。
RUKA:子供だよね。
柩:普通のことでも笑えるし、子供レベルのツボでも笑えるし。笑うのが好きな5人だね。でも最初はそういうのもなかった。仲良くなり始めてからだから。最初なんて、YOMIはメンバーと話もできなかったから。だから、俺が通訳してみんなに伝えて。
――人と話せないぐらい暗かったの?
YOMI:ええ!(微笑)だからコミュニケーションっていう意味では、入学当時から学年が上がるたびに進化していった気がする。
――なるほど。では、柩君。
柩:ギターです。ステージでは気持ち悪い感じで、化粧も濃くて衣装も派手なんですけど。実は人懐っこいタイプだと思う。初対面の人でも話せるし。写真とかではああ見えても、笑うのが好きなんで、俺も(微笑)。見た目よりも全然普通だと思いますよ。
YOMI:人懐っこい部分もあるし、俺と同じでいじられれるのが好きだと思う。
柩:ナイトメアにいると俺、落ち着くんスよ。だから、ここが精神的な意味で第二の我が家的な感じで。メンバーは家族とか兄弟に近い感じかもしれない。毎日会ってても別に苦にはならないし。
――オフでも連絡取り合ったりするの?
柩:あんまり。でもリズム隊の2人は…。
RUKA:ほぼ毎日!(微笑)遊ぶか電話か、欠かした事が無い。動向が気になるから。
YOMI:気持ち悪ッ(笑)。
Ni~ya:俺はそんなことはないんだけど、ただ連絡がくるから対応してるだけ。
一同:わははははは(爆笑)。
――では、そんな秘密を暴露されたNi~ya君!
Ni~ya:ベースです。俺はどんなヤツなんスかね(微笑)。……見ての通り、大人しそうで、わりとなんでもいいや的な……目立ちたがり屋ではない、どっちかというと後ろの方にいたいタイプじゃないですか? 昔は目立つのが大好きだったんだけど、いまは大嫌い。
RUKA:Ni~yaは地獄耳なんだよね。
一同:ふひゃひゃひゃひゃひゃひゃ(笑)。
RUKA:一人だけメイクしてて離れたところにいても、YOMIが面白い話してると遠くで笑ってんの。
柩:話、聞きたがりだね!
RUKA:ちょっとこっちで話してると「なになになに」ってトコトコトコって来て(笑)。
柩:逆に、こっちだけで笑っててもNi~yaが気になるしね(笑)。
Ni~ya:(笑)俺にとってナイトメアは、たしかに学校だなと思う。あと、友達とかには「仲良いね」ってよく言われる。友達のバンドの話とか聞いてると、出身もバラバラで歳も違うって人が多いんだけど。うちらって歳も近いし、地元もみんな宮城県出身で同じなんですよ。だから音楽以外のくだらない話してても分かり合えるから。そういうのって大事かなって気がします。
――ではRUKA君。
RUKA:はい、ドラムです。不登校児です(笑)。集団行動が大の苦手。
――なのに、ナイトメアではできてる。
RUKA:それはここが自分という人間にとっての最後の塞だから。これを取られたら、俺、犯罪に走るかニートになるかのどっちかだと思う。働けないもん、人の下で。ホントにそれは最近、寝るときとかによく思う。ナイトメアは俺にとってみれば、初めて集団行動に適応できた場所。
――なんでここだと適応できたんだと思う?
RUKA:分かんない。俺はいままで自分を変えてきたつもりもないし。
YOMI:RUKAさん自体も変わってきたんだと思うよ。無意識のうちに。
RUKA:へぇ~。俺さ、だから年々馬鹿になってんだ。
一同:がははははははっ(爆笑)。
Ni~ya:俺もそう! だから、やべぇと思っていま勉強してるんスよ(笑)。人間、勉強しないと本当に馬鹿になるんだなと思った。
YOMI:俺、逆だな。人間として。
RUKA:馬鹿になったんだろ?
YOMI:そそっ!
柩:言わなくてもそれはみんな知ってるよ。
一同:わははははははは(笑)。
取材・文●東條祥恵

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