大塚 愛が“大塚 愛”を振り返る、初のベスト盤大特集!<INTERVIEW>

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――もうすでに大きな話題を呼んでいますが、ニューシングル「CHU-LIP」は、かなりのハジケっぷりですよね。

大塚 愛:そうですね(笑)。かなり遊んでます。前回のシングル「恋愛写真」をかなりまじめにやったんで、その次はすごく遊べる楽曲をやりたいなというところから。楽しかったです。

――サウンドの方向性としては?

大塚 愛:ロックなのに踊れる楽曲というか、遊びながらも踊りたくなるような、そんなグルーヴ感を目指して。

――ホーンがめちゃくちゃ利いてて、全体としてはかなり賑やかな印象ですよね。でも、音数的にはそんなにゴチャゴチャしてない感じもあったりして。その辺のバランスが絶妙だなと。

大塚 愛:なるべく音数は少なくしていきたいなっていうのがあるんです。例えばストリングスが入ってくる楽曲なんかだと、すき間を埋める率が高くなってくるので、そういう音がいっぱい詰まってる楽曲もある中で、アップの楽曲はなるべく空間を埋めないようにしていこうかなって。

――歌詞では遺伝子のなぞを、これまた大塚さんらしい視点で描いていて。かなりおもしろい。

大塚 愛:恋愛でも仕事でも、なぜか分からないんですけど、すごくうまいこといくねぇっていう時とかあるじゃないですか。これって台本があるんじゃないかなっていう。

――あぁ、ありますね。それっていうのがつまり遺伝子に操作されているんじゃないかと。

大塚 愛:うん。つまり、それがなぞだっていう。行動とかが親にだんだん似てくるっていうのもなぞだし、理想のタイプと実際の奥さんが全然違ったりとか、そういうのもきっと遺伝子のなぞなんだろうなって。

――この楽曲には楽しい踊りもついていて。PVで確認できます。

大塚 愛:けっこうカラダを反らせるポーズがあるんで、背筋と太モモがプルプルしてしんどかったんですけど、撮影は楽しかったです。ぜひ踊りながら歌って欲しいです。

――で、そんなシングルに続き、初めてのベスト・アルバムがリリースされちゃいます。

大塚 愛:リリースした楽曲たちがたくさんの人の耳に入って、また私のところに帰ってきたっていう感じがしています。ちょっと懐かしいなっていう感情があったり、だからこそ今、客観的にまた聴けたりもします。楽曲を一歩引いたところから見て“よくできてるなぁ”って自分で感じることもできるし。すごく濃い~集まりですね。

――今の大塚さんから見て、ここに収録されている13曲はどんな印象ですか?

大塚 愛:デビュー曲の「桃ノ花ビラ」はやっぱりすんごい純粋だなぁって思いました。だから「黒毛和牛上塩タン焼680円」を出した時にみんながイヤだって言ったんだなぁって、今頃ちょっと納得してみたり(笑)。



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