メタル界の伝説に捧げた熱狂の13時間

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メタル界の伝説に捧げた熱狂の13時間
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▲Ozzy Osbourne







▲Phil Anselmo of Panetra

午前10時15分に始まるコンサートというのも珍しいが、それ以外の面でもOzzfestは一般的なツアーとはまったく違ったものであった。

9月2日に(カリフォルニア州サンベルナルディノのBlockbuster Pavilionで)開催されたOzzfest 2000の最後のショウでは、13時間にもわたってヘヴィな音楽が演奏されたのである。

オープニングを務めたPlumpjackはテキサス系サザンロックのサウンドを聴かせたが、朝早くのセカンドステージでの演奏だというのに驚くほど多くの観衆を集めていた。 高額のチケットを買ったファンは、その一日が終わることには汗まみれになっていたが、次のようなアーティストたちの素晴らしい演奏が聴けたのだから、それだけの価値はあったと言えるだろう。PanteraGodsmackStatic-XIncubusP.O.D.SoulflyQueens Of The Stone Age、 Primer 55、Reveille、Taproot、Slaves On Dope、DisturbedKittiePitchshifter、 Apartment26、the Deadlights、Shuvel、元Motley CrueのメンバーTommy LeeのMethods Of Mayhem

実際にLeeは笑顔で話してくれた。

「Ozzfestはクレイジーだった。退屈な瞬間なんてまったくなかったよ」

それでは元妻のPamela Andersonと共に惨めな結婚生活を送った彼にとって、ツアーのハイライトは何だったのだろうか?

彼はバドワイザーの缶を飲み干して目を輝かせながら「試練の時期は終わった。ありがとう」とだけ言った。

“音楽的な”ハイライトとしては、PanteraがOzzyの名曲「Over The Mountain」の一節を演奏して彼へのオマージュを捧げたのと、Apartment 26のフロントマンBifがBlack Sabbathの名曲「War Pigs」の出だしのフレーズを歌ったことが挙げられる(SabbathのベーシストGeezer Butlerの息子として彼はこの曲をベビーベッドで聴いていた可能性がある!)

またPanteraのセットでは謎の長髪男が大きな犬を散歩させながらステージに登場、ギタリストのDimebag Darrellからギターを受け取ると演奏を始めたのである。

PanteraのフロントマンPhil Anselmoが謎のギターゴッドの正体を明かすと、なんと同じ日に新バンドBlack Label Societyを率いて演奏したばかりのZakk Wylde(元Ozzy Osbourneバンドのギタリスト)その人にほかならなかったのである。

Ozzfest 2000を締めくくったのは、もちろん名称の元であるメタルの神話と伝説の男、Ozzy Osbourneによる火炎満載かつ水浸しのパフォーマンスである。

まるでメタルキングのごとく王座にすわったOzzyは、胸のところいっぱいに「Evil」という単語を紋章として飾り付けたTシャツを見せびらかしながら、炎の燃え盛るステージへと昇っていった。その次の瞬間Ozzyはトレードマークの水大砲を手にして、視界にいるすべての人間を狙い撃ちし始めたのだった。

聴衆は丸一日のメタル責めで消耗しきっていたが、「カモン!このうすらバカどもめ、テメエらの声が聞こえないぞ!」というOzzyのひと声で、星型の紋章で飾った狂人たちとSpandexを見せびらかす淑女たちからの怒涛のような声援が押し寄せた。

その夜のショウは長時間にわたる花火の饗演で幕を降ろし、ケータリング付きの打ち上げパーティが始まった。

そこにはVivid Videoのアダルト女優スターが花を添え、バックステージ区域のテントに集まったバンドと友人たちは大喜び。打ち上げに参加できたラッキーな一部の観客以外の何千人もの人々は、不幸にも会場の駐車場から脱出する競争に巻き込まれることになった。中には3時間以上もかかった人がいたという!

今年がOzzy自身をフィーチャーした最後のOzzfestになるかもしれないという噂が流れており、Ozzfest 2001はいったいどのようになってしまうのだろうか?

Ozzfestでの最後の画像になるかもしれないOzzy Osborneの姿はフォトギャラリーでチェックして欲しい。

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