【ロフト2周年】横道坊主企画による3ヵ月連続ライヴの一発目。熱き気合いのぶつかり合いを見よっ!!

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横道坊主企画による3ヵ月連続ライヴの一発目。
熱き気合いのぶつかり合いを見よっ!!
ライヴが進むにつれ、ヒートアップしていく感情と演奏


2001.04.25(wed)
TONIGHT ARTISTS

宙ぶらり
横道坊主
BAD SiX BABiES


<新宿漂流>

◆5月30日(水)新宿ロフト

出演/横道坊主、OUTLAW、ニューロティカ
開場/18:00 開演/18:30
前売り/2,800 当日/3,300
※ロフト、ぴあにてチケット発売中

◆6月22日(金)新宿ロフト

出演/横道坊主、他
開場/18:00 開演/18:30
前売り/2,800 当日/3,300
※5/19より、ロフト、ぴあにてチケット発売開始
【問】LOFT 03-5272-0382

この日は、横道坊主が3ヵ月連続公演として新宿ロフトで始めたイベント、「新宿漂流」の一発目のライヴ。このイベントは、気合いの入ったバンド連中と横道坊主自身が、気迫のこもったライヴ演奏を通して対決するという趣旨の元、開催されている。その対決するバンドの1バンド目として登場したのが、宙ぶらり。彼ら、とにかく豪圧な音の塊を、ゴリゴリな縦割りロック・サウンドへ乗せ、ガシガシと轟かせていく3ピ-スのバンド。ヴォ-カル&ギタ-の南 謙一など、ギタ-をステ-ジ上へ放り投げては、そこへニ-ドロップを加えたり、ギタ-をガンガン叩きまくり、ハウッた音をこれでもかと吐き出したりするよう、真剣に音と格闘しながら演奏を進めていく、かなりブッとんだ奴だ。とにかく溜まった鬱憤を一気に吐き出すかのよう、大砲のような豪快な音の砲弾を次々と撃ちつけながら、終始ステ-ジ上で暴れまくっていった宙ぶらり。まさに彼らのステ-ジは、暴風雨降りまく台風のようだった。

2番手に登場は、BAD SiX BABiES。さすが、高木フトシ(Vo), 石井ヒトシ(G),戸城憲夫(B),新美俊宏(Dr)と、百戦錬磨のメンバ-が結集したバンドだけのことはある。終始、怒号渦巻くラウド/パンキッシュなロック・サウンドを、これでもかと叩きつけてくる。中には、メロディアスなナンバ-もあるのだが、ライヴという場を通し演奏してしまえば、それさえも絶叫的なハ-ドコア・ソングへ変貌してしまうほど。とにかく、ライヴならではの勢いと醍醐味を凝縮させたステ-ジングで挑んできた彼ら。当然、観客たちもステ-ジ前方へと押しかけ、嬉しそうに騒ぎまくっていた。

確かに、楽曲の良さを伝えるのもライヴの楽しみ方の一つだが、BAD SIX BABiESのように、その場のテンションのみの勝負で全身でぶつかっていくステ-ジングもまた、ライヴの醍醐味と言えようか。それを物語るよう、上半身裸でシャウトしていた高木フトシの身体は、終わった後、全身汗まみれだった。

そしてトリで登場したのが、横道坊主。彼らの演奏をひと言で表すならば、「相変わらず熱い奴らだぜ」という言葉がピッタリだろう。この日も彼らは、中村義人の気持ちの奥底から沸き上がってきた熱いメッセ-ジの数々を、豪快なサウンドに乗せ、気持ち良いロックなグル-ヴを導き出しながら届けていく。ライヴが進むにつれ、ヒ-トアップしていく感情と演奏。気持ちが高ぶれば高ぶるほど、そのテンションは、自然と演奏にも反映されていく。時には臭いくらいのメッセ-ジを…とも思ってしまうが。でも、そんな実直な姿勢を真正面からぶつけてくる所にこそ、横道坊主の格好良さがある。MCで「東芝EMI時代の音源が廃盤になり、当時の音源をセルフ・カヴァ-し、8月頃に発売する予定だ」と語っていたのだが、融通の効かない、商業主義な下らない世の中に対しての、彼らなりのメッセ-ジもあったのだろう。この日は、どんな状況からでも、自分の意思で立ち上がれ的な歌が数多く届けられていた。当然、セルフ・カヴァ-を予定中の、初期の名曲の数々も登場。観客たちも、つねに両方の拳を頭上高く掲げながら、横道坊主のハ-トへ強い共感意識を捧げていたのも印象的だった。

この「新宿漂流」。今後は、5月30日、6月22日と、ここ新宿ロフトで開催されるので、本当の魂のロックを体感したい奴は、ぜひ足を運んで欲しい。

文●長澤智典

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