'80年代を彷彿させるガールズポップバンドWeekendのアンドレア(Vo)interview

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ハードなギターサウンドとキュートなアンドレアのエンジェルヴォイスが魅力

The Weekendは、'80年代のロックに憧れロックスターを夢見たアンドレア(Vo)とロリエン(B.後に脱退)という二人の女の子が16歳の時に結成。ポップセンス溢れる楽曲とアンドレアのパフォーマンスが話題になって2000年にカナダでデビュー。女の子の心情をストレートに表現する切ない歌詞とメロディセンス、アナログシンセのオブリガード、そしてアンドレアの天使の歌声が目いっぱい詰まっている。カーズやブロンディなど'80年代のガールズポップ黄金期を彷彿させる上質な楽曲が海を渡り、2001年にオーストラリアでもデビュー。そして2003年秋、ミシェル・ブランチアヴリル・ラヴィーンなどのガールズロックが世界的にヒットとなっている中で、遂に日本でのデビューが決定した。日本デビューアルバム『ふたりのウィークエンド』(9/25発売)は、ハードなサウンドを基調としながらも、アナログシンセの音色が新鮮なキラキラしたポップロックが満載。キュートな中にも芯の通ったヴォーカルとパフォーマンスで男の子を魅了するアンドレアの魅力に注目だ!

グランジ系の女の子バンドを見て「私もああいう風になりたい!」!!
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 SET LIST
2003年10月6日(木)
@原宿アストロホール


1.VICTORY
2.80's ROCK STAR
3.WORKING FOR THE WEEKEND
4.PERFECT WORLD
5.NYLA
6.BRING IT ON

7.INTO THE MORNING
8.SEX KITTEN
9.THE SINGLES
10.BABY C'MON

12.PRETTY ON THE INSIDE
13.ANYTHING FOR YOU
14.ME VS WORLD

-アンコール-

1.80's ROCK STAR
 日本デビューアルバム
『ふたりのウィークエンド』
インペリアルレコード
2003年09月25日発売
TECI-21180 2,190(tax out)
1.80'S ROCKSTAR
2.BRING IT ON
3.PERFECT WORLD
4.NYLA
5.INTO THE MORNING
6.VICTORY
7.OUT OF SIGHT
8.WORK IT OUT
9.SEX KITTEN
10.ANYTHING FOR YOU
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サイン入りポラ 6名様 
サイン入りポスター 2名様 
プレゼントの応募締め切りは2003年11月5日
The Weekendの最新情報はコチラ
インペリアルレコード

The Weekendメンバー
アンドレア・ワッセ(Vo&G) マット・ベケット(G)
ジェイ・ウェストマン(Dr) リンク・C(Key)
ライアン・フォード・フーロ(G)

――The Weekendを結成したいきさつから話してくれる?

アンドレア:私が16歳の時にこのバンドを結成したの。まだ高校生の時よ。ちょうどロックバンドを聴き始めた頃で、ロックが大好きになってそういうバンドを見ていると、自分でもできるんじゃないかしらって思ったの。それでギターのレッスンとかを受けるようになって、友達だったベースのロリエンとバンドを組むことになった。それから4ヶ月後くらいに、今でもキーボードを弾いているリンクが入ったの。だから、ハイスクールで始まったバンドで、私にとって唯一のバンドなの。そのあとメンバーチェンジが何度か、特にドラマーはよく代わったわ。今のドラマーのジェイは4代目。ギターのライアンは2年前に入って、一番新しいのはベースのマットで、彼は最近入ったばかりよ。

――結成した時からThe Weekendっていう名前だったわけだね。その名前のわけは?

アンドレア:他に良い名前が見つからなかったっていうのが一つの理由なの。結成する時から良いバンド名を考えてたんだけど、なかなか見つからなくて。ある時、私が“weekend”ってプリントしてあるTシャツを着てたの。ちょっとグランジっぽいカンジのを。当時のドラマーがそれを見て、それいいじゃんっていうことになって。それで決まったの。

――日本でのデビューアルバム『ふたりのウィークエンド』はラウドで'80年代の匂いがするけど、この音は結成した時から目指していたものなの?

アンドレア:やっぱり変化はあったわね。最初は若かったから全然洗練されてなくて、お粗末なものだったわ。私達は、特に音楽的なコンセプトを打ち出してやってたわけじゃなくて、その時集まったメンバーのそれぞれが受けている影響が混ざって出てきたものが、その時の音だったわけ。確かにキーボードのリンクはDEVOが大好きだし、私も'80年代の音楽は大好き。だからっていって「じゃ'80年代ぽくやろう」といって始めたわけじゃないわ。今のメンバーの個性が集まって、今のThe Weekendの音になってきたのよ。

――「80's ROCKSTAR」に歌われているように、一番影響を受けたロックスターって誰?

アンドレア:シンディ・ローパーね。昨日晩御飯を食べに行ったレストランでシンディ・ローパーがアルバム単位でかかってたんで、すごく嬉しかったわ。あとはユーリズミックスとかピーター・ガブリエルが好きね。何ヶ月か前に彼のツアーを観に行ったけど、最近見た中で最高のライヴだったわ。もっともっと小さい頃はマドンナに憧れてた。女の子だったら誰でもマドンナに憧れたんじゃないかしら。

――小さい頃からロックが好きで、いつも歌ってるような女の子だったの?

アンドレア:実はかなりオクテだったのよ。母がクラシックの演奏家なので、家にはクラシックの音楽がいっぱいあったの。父はビートルズケイト・ブッシュ、ピーター・ガブリエル、エンヤとか、私からするとニューエイジ系のものが好きだった。私は、当時はそういうのに興味はなかったわ。ロックに目覚めたのはけっこう遅くて13歳くらい。その頃やっと自分から進んでラジオを聴くようになった。周りの友達はもっとすごくてよく知ってたんで、自分はバカみたいに思えた。今やっとここまで来たってカンジね。

――アルバム『ふたりのウィークエンド』で一番驚いたのは、アナログシンセがどこにでも顔を出すこと。こんなに入っているロックンロールバンドは他にいないと思うけど。

アンドレア:もちろんキーボードのリンクのアイデアよ。そもそもキーボードを入れようというのは当時のドラマーのアイデアだったの。リンクとはどうやって出会ったか忘れちゃったけど、最初はキーボードが弾けるからってことで入ったの。実はそれが大ウソで、初日のリハーサルに行ったら何も弾けなくて音しか出せないの。銃の「ガガーン」ていうのやエンジンの音とか。プリセットの音をただ出してただけ。大ウソだってわかったんだけど、そのままバンドに居ついてしまったの。でもさすがに最近になって、もっと弾けるようになりたいってことで、今私の母のレッスンを受けてるわ。

――作詞はアンドレアがしてるけど、直接飛び込んでくる言葉が多いから、とてもいいと思うよ。「Perfect World」は詞も楽曲もすごくいい。

アンドレア:かなりパーソナルな詞で私の経験そのままなの。昔付き合ってた彼氏が浮気しちゃったの。私はすごく傷ついたんだけど、それでも彼のことが忘れられなくて好きだっていう内容なの。それ以上は言えないわ(笑)。

――このアルバムで日本のファンに聴いてほしいポイントは?

アンドレア:大音量で聴いて踊ってほしい。特にライヴでは踊ってほしい。こういう音楽で踊ってくれる人は最近のコンサートでは少ないんだけど。インストアライヴでも、あともう少しのところで踊ってくれそうだったんで、今夜のライヴではぜひ皆に踊ってほしい。とにかく聴いて楽しんでほしいな。政治的なメッセージとかが入っているバンドではないんで、あまる深く考えずに楽しんでね。歌詞の内容とかに共感して「私も同じような経験をしたからあなたの気持ちがわかる」って言ってくれるのももちろん嬉しいんだけど、あんまり深読みしないで、ただ楽しんでほしいな。

――HMVのインストアライヴはどうだった?

アンドレア:2回演ったんだけど、1回目は日本での初めてのライヴということでかなり緊張したわ。風邪をひいてセキがひどくて、今ひとつ出来はよくなかったの。2回目は、セキは出てたけど慣れてきたから。あとお客さんもいっぱい来てくれたし。全体としてはよかったと思うわ。

――日本のお客さんの反応や手ごたえはどうだった?

アンドレア:日本のお客さんの方がカナダより熱心だなっていう気がしたわ。代々木公園に行ってビデオ撮影をしてたんだけど、周りにいた若い子達が気さくにビデオに入ってくれたの。これがカナダだと皆カッコつけてて簡単には参加してくれないから。そういうところがとっても新鮮だったわ。

――最後に日本のファンにメッセージを。

アンドレア:ハーイ、東京のみんな。サポートしてくれてありがとう。The Weekendのアルバム『ふたりのウィークエンド』も買ってくれてありがとう。日本は本当に大好きで、こんなに熱心な人ばかりがいる国に行ったこともないし、そんな人に会ったこともない。そういう日本に来られて本当に嬉しく思っています。ぜひまた近いうちに日本に来たいと思っています。
取材・文●森本智
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