[2009楽器フェア速報]フックアップのブースは念願の日本上陸を果たしたOriginに注目

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フックアップのブースでは、Arturia社のハードウェアシンセOriginが展示されている。ソフトシンセのminimoog V2.0、CS-80 V2.0で知られるArturia初のハードウェアシンセ。2008年に欧州で発売されており、日本国内での流通を心待ちにしていた人も多いことだろう。

ソフトシンセで培われたTAE(True Analog Emulation)技術が集結したようなOrigin、ソフトからハードになったことによる一体感のある機能や操作性、レスポンスなど、非常に高い完成度となっている。

ビンテージシンセのMinimoog、ARP2600、Jupiter-8、Prophet 5などをテンプレートとして内蔵。さらに、各シンセから美味しいモジュール部分を抜き出し、オリジナルのシンセも構築。ソフトウェアのアップグレードにより、新しいモジュールが追加されていく。

3パート構成のマルチステップパターンシーケンサーも備え、たとえばプリセットにあるTB-303などのアクセント、スライドなども再現可能だ。

Originの隣には、waldorfのblofeldが展示。PPGから継がれているウェーブテーブルシンセサイズ・エンジンを搭載、Qシリーズのアナログサウンドも再現できる大ヒット商品だ。新生waldorfはコストパフォーマンスにも優れ、手の届きやすいblofeldシリーズ。PCM音源を追加搭載したblofeld keyboardも一緒に展示されているので、完成度の高い両機に触ることができる絶好のチャンスだ。
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