カナルワークスから、サウンドまでもカスタム可能な画期的カスタムIEMモデル登場

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FitEarと並び日本のカスタムIEMブランドとして人気を誇るカナルワークスから、画期的なカスタムイヤホンが登場する。

◆CW-L51画像

5月12日、フジヤエービック主催<春のヘッドホン祭2012>当日に発売(受注開始)となるCW-L51と名付けられたフラッグシップモデルで、一見して目に飛びこむのはフェイスプレート上に鎮座する抵抗パーツだ。「パーソナル・サウンド・チューニングシステム(PSTS)」なる機能で、サウンド調整用の抵抗をユーザーが自由に交換することで好みのチューニングが行えるという、ありそうでなかった画期的な機能を搭載しているのだ。か、かっこいい。

PSTS機能は、カスタムイヤホンを製作後、装着してみて、より自分の好みに合ったサウンドに調整したいというユーザーの声を反映させたもの。デフォルトの抵抗のほかに数種類の抵抗が付属し、値の違う抵抗に付け替えることで、低域の量感から中域のボーカル張り出しを調整することが可能となる。これまでも、ユーザーのリクエストに応え抵抗を入れないワンオフCW-L01を製作したりと、きめ細かいオーダーに応えてきたカナルワークスだが、真の意味でのカスタム製作により一歩近付いた斬新な設計だ。ベストチョイスが固まった後に再度メーカーに戻せば、部品をコネクタに半田付けし部品を含むフェイスプレート全面をクリアUV樹脂でコートしてくれる「コーティングサービス」も用意されているので、むき出しのまま危険な状態で放置されることもない。その時の混み具合にもよるだろうが、「コーティングサービス」自体は1週間程度で対応可能とのことだ。

もちろんこのPSTS機能を選択しなければ本体に標準セッティングで部品が内蔵され、フェイスプレート表面は通常モデルと同様のフラットな仕上がりとなる。

CW-L51は、これまでのフラッグシップを担ってきたCW-L31同様3Way設計だが、ドライバーは6発を搭載する。Hi、Mid、Loの帯域それぞれにデュアルタイプのバランスドアーマチュア型ドライバが充てられ、余裕ある構成によってよりワイドレンジでパワフルなサウンドを実現しているという。各帯域ごとに巨大なヘッドルームを有しており、オープンベントタイプの超高感度ドライバが起用されたLoドライバーは、標準的なサイズながらもハイスピードな低音を余裕を持って鳴らすことができるとのこと。Hiのドライバは、より高域再生に向いている小型ドライバーを搭載することでクリスピーなサウンドをたたき出すようだ。

その他のカスタマイズについても他現行モデルと同様、カラー、プラグ形状、エンブレムなど、豊富なオプションが用意されている。PSTS機能を選択する場合のみ、その仕様上メタルプレートの選択はできないので注意が必要だ。オリジナルのプリントアートワークも同時選択は可能だが、抵抗の設置による画像のプリント範囲に制約が出ることは念頭に置いておこう。

色やデザインのみならず、PSTSを活用することで音質までもカスタムできるのがCW-L51だ。ケーブルオプションも豊富で、21色のシェル・カラーバリエーションにラメ入りシェル、ラインストーン埋込みといった、ステージに映えるデザインや女性に人気のアートワークにも対応しており、文字通りのカスタムイヤホンを、良心的な価格で楽しむことができる。

初お披露目となる<春のヘッドホン祭2012>にて、ぜひチェックを。5月12日当日は、会場すぐ近くでインプレッション(耳型)採取も可能となっている。

●高解像度カスタムイヤーモニターCW-L51
5月12日発売(受注開始)
99,800円(税込)※耳型採取費用別途
構成:3ウェイ/6ドライバ(高域×2、中域×2、低域×2)
インピーダンス:25Ω
感度:118dB
ケーブル長(標準):115cm
プラグ(標準):ステレオミニプラグ
付属品:ハードケース、ソフトケース、ワックスクリーニングツール、クリーニングクロス
専用オプション:
・パーソナル・サウンド・チューニング・システム(+5,000円)
・コーティングサービス(+5,000円)
※完全受注生産品。
※注文に際し耳型(インプレッション)採取が必要。
※納期は生産着手後約4週間。

◆カナルワークス・オフィシャルサイト
◆<春のヘッドフォン祭2012>オフィシャルサイト
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