クリプトンからボーカロイド「KAITO V3」登場、3種類の日本語&英語DB搭載、エディタとDAWも付属

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クリプトン・フューチャー・メディアは、VOCALOID3用ライブラリ「KAITO V3」(カイトV3)を発売した。

「KAITO V3」は、2006年に開発された初代Vocaloid「KAITO」をベースに最新のボイスを加えて再開発したバーチャルシンガー。初代から成長したクリアでスムーズな発声で、低音から高音まで流暢に歌い上げる。また、スタンダードで張りのある歌声を中心に、柔らかな歌声、囁くような歌声の合計3種類の日本語データベース(DB)を搭載し、高い表現力を備えた。さらに、英語での歌唱にも対応しており多彩な楽曲を歌いこなすポテンシャルを秘めている。

日本語はDB1:STRAIGHT(ハキハキとした、張りのある自然な声)、DB2:SOFT(やすらぎを感じさせる、柔らかな声)、DB3:WHISPER(胸に響く、甘いささやき声)の3種類、英語は知的で落ち着いた、ナチュラルな声のDB4:ENGLISHを用意する。

さらに注目は、これ1つで基本的な音楽制作ができるよう、VOCALOID3用歌声ライブラリに加えて「Piapro Studio(ピアプロスタジオ)」、「Studio One Artist 2.5 Piapro edition」およびPreSonusソフト音源といったソフトウェアを収録するところ。


▲VST対応のボーカルエディタPiapro Studio
「Piapro Studio」は、DAWアプリとの高い連動性を実現したVSTi対応ボーカルエディタで、制作の流れを止めない直感的な画面と軽快な操作性を備え、小節数の制限なく自在にKAITOを操作できるソフトウェアとなっている。一方の「Studio One Artist 2.5 Piapro edition」は、直感的な操作でリズムやメロディを編集可能な音楽制作ワークステーション。「Piapro Studio」を使ってKAITOに歌わせて、さらに収録のソフト音源や音素材、エフェクトを用いて音楽制作が可能だ。そして、PreSonusソフト音源は、音楽制作のための200種類以上の楽器を用意。さまざまなジャンルの楽曲が制作可能だ。収録楽器は、ギター/ベース/キーボード/ドラム/弦楽器/金管楽器/木管楽器/打楽器/コーラス/シンセサイザーなど。このほか、Tiny VOCALOID3 Editor、MUTANT VSTi版、SONICWIREボーナスサンプルも付属する。まさにパソコンで音楽制作を始める人にはもってこいの内容だ。

なお、「Piapro Studio」については、2月15日よりポータルサイトがプレオープンしている。「Piapro Studio」開発チームを含め、「Piapro Studio」の基本機能や便利な使い方、サポート情報といった、クリエーターにうれしいコンテンツが順次公開予定される。こちらも要チェックだ。


◆KAITO V3 (カイトV3)
価格:16,800円
発売日:2013年2月15日

◆KAITO V3 特設ページ
◆KAITO V3 製品詳細ページ
◆Piapro Studioポータルサイト
◆クリプトン・フューチャー・メディア
◆BARKS 楽器チャンネル
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