ローランドからアナログとデジタルの音源方式をコンパクトボディに凝縮したシンセサイザー「JD-Xi」

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ローランドは、アナログ・シンセサイザーとデジタル・シンセサイザーという2種類のシンセサイザーをコンパクトなボディに凝縮したクロスオーバー・シンセサイザー「JD-Xi」を3月下旬より発売する。

◆「JD-Xi」~動画~

「JD-Xi」は、アナログとデジタルそれぞれの利点を生かしたクロスオーバー・シンセサイザー。近年の音楽シーンでは、リード音やベース音などの単音メロディに、初期のシンセサイザーで主流だったアナログ方式の太くて存在感のある音を使用する例が目立っている。一方で、ブラス音、ストリングス音、パッド系音色などの複数の音を重ねてできる音色や、音楽制作に欠かせない生楽器系のリアル音色を複数パートにわたって使用する機能は、アナログ方式以降主流となったデジタル方式のシンセサイザーが得意とするところだ。「JD-Xi」ならこの両方をカバーできる。


▲鍵盤は37ミニ鍵盤(ベロシティ対応)。ピッチ・ベンド/モジュレーション・ホイールも備える。最大同時発音数129音(デジタル・シンセ/ドラム・キット:128、アナログ・シンセ:1)、デジタル・シンセは最大同時発音数64音。

アナログ音源部分には、ゼロから設計したこだわりの新規回路を採用。またデジタル音源部分には、リアルで表現力豊かなサウンドや個性的なサウンドに定評のある“SuperNATURALシンセ音源”を搭載した。同時に使用できるパート数は、アナログ・シンセサイザーが1パート、デジタル・シンセサイザーが2パート、ドラムが1パートの計4パート仕様。また、アナログ音源もデジタル音源も本体の操作子により、まったく同じ感覚で音色を作成することができ、作った音色を本体に保存しておくことも可能だ。


▲グースネックマイクが付属し、手軽にボーカルエフェクトが楽しめる。
声を遣った多彩な表現ができるボーカル機能も大きな特徴。付属のグースネックマイクを取り付けて、音程を補正する「オート・ピッチ」や「ボコーダー・エフェクト」を使えば、気軽にエレクトロニック・ボイス系の音を楽しむことができる。マイクに入力された声の音程に合わせた演奏を楽しめる「オート・ノート」機能にも注目。ライン/ギター入力にも対応しており、たとえばギターを弾いて「JD-Xi」の音色で演奏することも可能だ。

そして、簡単に音楽や曲作りを楽しめる「パターン・シーケンサー」も内蔵する。最大4小節のパターン・シーケンサーは、鍵盤の演奏や動かしたつまみの情報を記録して、繰り返し再生することが可能。録音方式は直接鍵盤を演奏していくリアルタイム録音の他、鍵盤の演奏をステップごとに記録するステップ録音を用意。さらに、「TR-808」をその起源とする伝統的なTR-RECにも対応する。本格的なドラム・サウンドも搭載されているで、アナログ・シンセサイザーとデジタル・シンセサイザー、ドラムを組み合わせて、簡単にフレーズを作り、そのフレーズを重ねて様々な音楽を楽しめるようになっている。

このほか、4系統のエフェクター(エフェクト1、エフェクト2、ディレイ、リバーブ)、Mac/Windowsでの使用に便利なMIDI/オーディオインターフェイス機能も搭載。ダウンロードサイトAxialから、音色やパターンをダウンロードして追加できるのもポイントだ。


製品情報

◆JD-Xi
価格:オープン
発売日:2015年3月下旬


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◆JD-Xi 動画
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