Cakewalkの人気シンセプラグインが進化、「Z3TA+2」「Rapture Pro」パッケージ版発売

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ティアックは、Windows/Mac対応のウェーブシェイピングシンセサイザー・プラグイン「Z3TA+2(ゼイタ・ツー)」、パフォーマンスシンセサイザー・プラグイン「Rapture Pro(ラプチャープロ)」のパッケージ版を、TASCAM Professional Softwareブランドで11月下旬より発売する。

◆「Z3TA+2」「Rapture Pro」~動画~

「Z3TA+」「Rapture」はともにCakewalkのDAWソフトウェアSONARへのバンドルで知られるシンセサイザープラグイン。その最新版がWindows/Mac対応のパッケージとして新たに国内発売されることとなった。いずれもWindows(7以上)、Mac OS(10.8以上)に対応。プラグインのほかWindowsではスタンドアロンでの動作も可能だ。

■EDMの即戦力、Z3TA+2


「Z3TA+」は特にEDMで重宝されるシンセサイザー。その攻撃的なサウンドはEDMファンなら一度は耳にしたことがあるはず。最大の特徴はウェーブシェイピングと呼ばれる方法で生成される独創的な音色にある。ウェーブを選び用意されたパターンのウェーブシェイパーを操作すれば、その波形表示とともに音色が変化。複数のウェーブシェイパーを組み合わせることで、独創性あふれるシンセサウンドを直感的に作ることができる。

「Z3TA+2」では、根幹を成すウェーブシェイピングオシレーターは6基装備、新たなウェーブシェイピングも4種類追加されている。また、フィルター、LFO、エンベロープ・ジェネレーターも強化、エフェクトもより使いやすく進化している。さらにHypertubeアルゴリズムによる歪みモジュールの追加で、さらにアグレッシブなサウンドメイキングを実現している。

リアルタイム演奏の強化も見逃せない。パフォーマンスモジュールでは強力なX-Yパッド、柔軟なピッチベンドコントロールによるアグレッシブな演奏表現を提供。アルペジエーターも100を超えるパターンを備え、高い適応能力を発揮する。

厳選されたサウンドデザイナーによるシンセサウンドは、新たに作成された1,000種を含む2,000以上を収録。目的のサウンドを早く見つけ出せるよう、ブラウザも強化されている。Mac OS XはAU(Audio Unit)/VST3i/AAX、WindowsはVST3i/VST2i/AAXに対応。

■ステージでのパフォーマンスもサポートするRapture Pro


一方の「Rapture Pro」は、スタジオでの音楽制作、楽曲制作から、ステージ上でのライブパフォーマンスまで直感的操作で観客を魅了するサウンドを奏でる「パフォーマンスシンセサイザー」として登場。豊富に用意されたサンプルベースのシンセサイザーでイメージしたサウンドを作り上げるだけでなく、イメージしたパフォーマンスを披露することが可能なシンセサイザーとなっている。

最大の特徴は直感的なユーザーインターフェイス。ステージパフォーマンス用に設けられたインストゥルメントページでは2系統のX-Yパッド、ベクトルミキサー、任意のパラメータをアサインできる8つのつまみを装備。X-Yパッドでは十字カーソルの移動で2つのパラメーターを同時に操作可能。ベクトルミキサーでは最大6つのエレメントで構成されるRapture Proの音色において、ダイナミックにボリュームを操作、6つのフェーダーでは困難な激しいボリュームアクションがカンタンに演出することができる。

また、サウンドメイクのキモとなるエレメントページも、豊富に用意されたサンプルを自分のイメージどおりに加工する楽しさを妨げないインターフェイスを用意。一般的なシンセと同等の操作に加え、組み換え自由なエフェクト・セクションも装備。フィルターだけでなくDSPエフェクトのインサートが可能なのもポイントだ。

収録サウンドは20のカテゴリ、10GBを超える新しいコンテンツと全部で4300以上のプリセットを含む。さらに、D-PROまたはRapture Classic用の既存の拡張パックも使用可能だ。Mac OS XはAU(Audio Unit)/VST3i、WindowsはVST3i/VST2iに対応。



製品情報

◆Z3TA+2
価格:オープン
◆Rapture Pro
価格:オープン
発売日:2015年11月下旬


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