スティーヴ・ハリス監修、アイアン・メイデン最適化ヘッドホンED-PH0N3S登場

オンキヨー＆パイオニアイノベーションズから、スティーヴ・ハリスがサウンドチューンしたヘッドホンED-PH0N3Sが登場する。あわせてアイアン・メイデンのメンバーによるカスタムEQを搭載したアプリ「Maiden Audio App」も発表された。

◆ED-PH0N3S画像

ED-PH0N3Sは、メイデン・ファン音楽を最大限に楽しめるよう、全周波数帯域においてチューニングを行い明瞭な音を実現したというもの。なんとニュー・アルバム『The Book of Souls』は、スティーブ・ハリスがED-PH0N3Sを使用してミキシングを行っているという。

「『The Book of Souls』を製作するにあたって、ファンが聴く環境を考えた上で良いヘッドホンが欲しかった。レコーディングが始まる1年半も前から探していたが、求めているロックとヘヴィメタルに最適なヘッドホンが世の中に全く無かった。いくら探しても高域と低域を強調して、中域のニュアンスを疎かにする「ダンスミュージック向け」のヘッドホンばかりだった。探している音は、帯域幅が広く中域もきちんと出ていて、ロックとヘヴィメタルの複雑さが伝わるヘッドホンだった。オンキヨーにいる知り合いが「きっと求めている音を作れる」と言ってくれた。そこから共同開発を始め、求めている音を追及するために、周波数特性の違うドライバー、素材、コード材、端子類など、ありとあらゆる組み合わせを試し、パラメータの試行錯誤を行い、最適なバランスを見つけ出した。本当に最終仕様に満足している」──スティーヴ・ハリス



専用設計の40㎜ドライバーは、中域と高域をクリアに再現できるようチタンコートを採用、低域はサブチャンバーを複数持つ構造とすることで、美しく響く力強い低音を生み出している。また、銀メッキ端子と厳選された太いコードを採用することで、音声信号を正確にドライバーに伝達するというものだ。

「Maiden Audio App」は、オンキヨーのHF Playerをアイアン・メイデン向けにチューニングを施したアプリで、アイアン・メイデンの全メンバーがそれぞれの求めている音に設定したカスタムEQが搭載されている。全6メンバー（ブルース・ディッキンソン、デイブ・マーレイ、エイトリアン・スミス、ヤニック・ガーズ、スティーブ・ハリス、ニコ・マクブレイン）にてチューニングしたEQ設定が搭載され、各メンバーから聞こえる“アイアン・メイデン サウンド”を体感できるというものだ。

ヘッドホンED-PH0N3Sの発売は2016年1月下旬予定だが、現在下記サイトおよび店舗にてED-PH0N3Sのプリオーダーはスタートしている。