声のキャラクターを変える楽しいエフェクトも搭載、ローランドからインターネット生放送向けオーディオインターフェイス「UA-FX4II」

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インターネット生放送の音声配信に便利な機能や楽しいエフェクトを搭載したオーディオインターフェイス「ストリーム・ステーション UA-4FXII」が、ローランドから12月上旬より発売される。

「UA-4FXII」は、2005年に発売され人気を集めたオーディオインターフェイス「UA-4FX」の後継モデルで、新たに「ストリーム・ステーション」という名称が付けられた。インターネット生放送をよりカンタンに、高音質で、魅力的な番組にするための機能を搭載。マイクや楽器、オーディオ機器などを接続し、コンピューターとUSBケーブル1本でつなぐだけで通信環境が整う。幅14cmのA6サイズ、240gと小型軽量ながら、高品質な音声でのインターネット配信をカンタンに楽しめるアイテムだ。

映像配信を始めた人が戸惑いがちな、BGMを自分の声と同時に配信する場合の設定は「ループバック」スイッチを「ON」にするだけで完了。コンピューターで再生した伴奏に歌声を重ねる「歌ってみた」配信や「弾いてみた」配信、BGM、動画ファイルの音声の配信ON/OFFがカンタンに行える。「オン・エア」スイッチも生放送の強い味方。放送局で司会者やゲストが咳払いをするときに手元でマイクの音声をオン/オフするのと同様に、マイクの音をオン/オフすることが可能。配信中に休憩する時や、番組の途中でマイクや楽器の音を流したくない場合に即座に対応できる。

声を劇的に変化させるボイス・エフェクトやカラオケのようなエコー効果が得られるリバーブなど番組を盛り上げるエフェクターも搭載。中でも楽しいのが「FXボイス」。フォルマント(音の特徴)やピッチ(高さ)を変えて、まったく違うキャラクターにすることができ、いくつかのキャラクターを演じ分けることもできる。また、ギター・アンプ・シミュレーターも搭載しているので、ギタリストも要チェックだ。

オーディオインターフェイスのスペックとしては、2IN/2OUTで、24bit/192kHzに対応(ただし、内部サンプリング周波数は48kHz)。XLR端子、標準ジャック(ギター/マイク用)、ステレオミニと、さまざまな楽器やマイクを直接接続可能。4極ミニタイプのPHONES/HEADSET端子が用意されるのもありがたいところだ。


▲豊富な入力端子でさまざまなソースに対応。

生放送で意外と難しいのが複数ソースの音量調整だが、そこも抜かりはない。「UA-4FXII」は、トーク、ギター、コンピューター上の再生音などさまざまなレベルのソースをそれぞれ聞きやすい音量に自動調整するオートレベル機能を搭載。コンピューターの再生音が突然大きくなったり、マイクから顔が離れてしまい声が小さくなったりしても、自動で音量を補正し、均一化された安定した音量で配信できるので音声トラブルの際にも安心だ。また、マスタリング・モードでは低域、高域それぞれに適度なマスタリング・コンプレッサーを加えてより安定した放送を行える。

製品情報

◆UA-4FXII
価格:オープン
発売日:2016年12月上旬

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