伝説のARPサウンドをiPhone/iPadで再現、iOS用モバイル・アナログ・シンセ「ARP ODYSSEi」

ツイート

コルグが完全復刻したアナログ・シンセサイザー「ARP ODYSSEY」をベースにアナログのフィーリングとサウンドを再現したiOS版ソフトウェア「ARP ODYSSEi」が登場した。App Storeで3,600円で発売。2016年11月30日まではセール価格の2,400円で販売される。

アナログ・シンセサイザーの名機「ARP Odyssey」(1972年)。コルグが完全復刻した「ARP ODYSSEY」(2015年)。ARPの遺伝子は脈々と受け継がれ、その歴史は今も更新され続けている。そして、2016年、ARP ODYSSEYの次なる舞台として選ばれたのがiOS。「人々の心に残るARPサウンドを、現代に生きるさらに数多くのプレイヤーに、より手に取りやすいデバイスで届けたい」。そんな思いから、誕生したのが、iPad/iPhone用アプリ「ARP ODYSSEi」だ。

ベースとなったのは2015年にコルグが復刻した「ARP ODYSSEY」。ARP Instruments社の共同創業者であるDavid Friend氏をアドバイザーに迎えて設計されたこのシンセは、オリジナル「ARP Odyssey」そのものと言える音の再現性により非常に高い評価を得た。今回の「ARP ODYSSEi」では、コルグ独自の電子回路モデリング・テクノロジーCMTを用いて丹念な調整を繰り返すことで、アナログのフィーリングとサウンドを限界まで再現。さらに待望のポリフォニック対応やエフェクターの搭載など、ソフトウェアならではの数多くのチューンアップを施している。

ハードウェアの再現だけでなく、ソフトウェアにしかできない改良も加えられた。コルグの復刻「ARP ODYSSEY」で追加された3世代のフィルターとDRIVE機能はもちろん、待望の和音演奏を可能にするボイス・アサイン・モードや、ステップ・シーケンサーのように細かくプログラムできるアルペジエーター、そしてサウンドを多彩に変化させるエフェクターを新搭載。さらに画面をなぞるだけで直感的に演奏できる「XY PAD(Touch Scale 機能)」も搭載。キーボード・プレイヤーでなくとも自由自在に演奏が楽しめる。


▲プログラム可能なアルペジエーター(左)と、なぞるだけでプレイできるXY PAD(右)。

また、生産時期によって異なる3種類の「ARP Odyssey」のデザインを瞬時に切り替えることも可能。黒パネルにオレンジのシルクが入ったRev3の標準デザインに加え、白パネルのRev1と、黒パネルに金のシルクが入ったRev2のデザインも、それぞれのフィルターの特徴を生かした50個の新規プリセット・サウンドとともにオプションとして、アプリ内購入できる。


▲オプションで追加購入できるRev1とRev2のデザイン。

iOS用の音楽制作DAWアプリ「KORG Gadget」と連携できるのもポイント。両方のアプリをインストールしていれば、KORG Gadget内で「Lexington」ガジェットとしてそのまま楽曲制作に使用できる。また、「ARP ODYSSEi」はAudiobus、Inter-App Audioにも対応。GarageBandの音源としても利用可能だ。

製品情報

<動作環境>
OS:iOS9.3 以降
デバイス:
iPad Pro、iPad Air 2、iPad Air、iPad mini 4、iPad mini 3、iPad mini 2
iPhone 7 Plus、iPhone 7、iPhone 6s、iPhone 6s Plus、iPhone 6、iPhone 6 Plus、iPhone SE、iPhone 5s
iPod touch第6世代

◆ARP ODYSSEi
価格:3,600円 ※2016年11月30日までセール価格2,400円
発売日:2016年11月1日

この記事をツイート

この記事の関連情報

*

TREND BOX

編集部おすすめ

ARTIST RANKING

アーティストランキング

FEATURE / SERVICE

特集・サービス