NOBLE AUDIOの新作カスタムIEM「Kaiser Encore」、ついにオーダー開始

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10月22日、23日に開催された<秋のヘッドフォン祭 2016>で発表されていたNOBLE AUDIOの新作カスタムIEM「Kaiser Encore」のオーダーが11月19日からスタートとなることが発表された(編集部註:当初発表時の17日から19日に変更されました)。

◆Kaiser Encore画像

プロミュージシャンのイヤモニとして開発/商品化されてきたカスタムIEMも、ここ数年で多くのオーディオファイルに愛用され、イヤモニとしての使用のみならず、単に遮音性能が高く使用心地も快適なオーディオ機器として進化・発展を遂げてきた。その中でも脅威の高品質なサウンドと美麗なデザインを両立させたNOBLE AUDIOのフラッグシップ機Kaiser 10(通称K10)は、世界中のオーディオファンを魅了し、最高峰のカスタムIEMとしてその名声をほしいままにしてきた名機のひとつである。

先ほど、KATANAという新たなフラッグシップが登場し、K10とKATANAはNOBLE AUDIOの両翼としてラインアップを彩ることとなったが、登場して3年の月日を経て、ついにK10もリニューアルされることとなったわけだ。

K10が新たに生まれ変わって登場するKaiser Encoreは、Kaiser 10と基本設計は変わらず、片側に10ドライバーでの設計となるが、大きな変更点は、KATANAで起用されたNOBLE AUDIO社独自開発の“Nobleドライバー”が搭載された点にある。これで、ネットワークがコピーされても同じドライバーが入手不可能のため、コピー/レプリカされる心配もなくなった。

ドライバーの変更によりネットワークもファインチューニングが施され、元来のK10のよりも中域が若干上がることとなったようだ。周波数特性のグラフで言えば気持ちさがり気味にセットされていた中域を持ち上げることで、完全なるフラットになっているという。ディテールの鮮明な表現力と全帯域に通じたバランスの向上により、さらなる広大な空間が確保され、クリアな音像が存分に楽しめることだろう。

なお、日本市場へのリスペクトをこめて、開発・発表されたKATANAと同時にアナウンスされたプレミアムマテリアル“ハイブリッドオパール”のオプション選択も、Kaiser Encoreで使用することができる。日本で開発されたというこの素材は、従来の天然オパールと比べて安定した供給サイズ/加工を実現したもので、フェイスプレートのデザインに指定することが可能だ。

Kaiser 10がKaiser Encoreとなることで、NOBLE AUDIOの全ラインナップにおいて、ネーミングに数字が用いられるモデルが一切なくなった。ブランドスタート時は全てのモデル名にドライバーの数が当てられていたが、ドライバーの数だけでサウンドの善し悪しが語られる現実に強い違和感を感じはじめたNOBLE AUDIOは、各モデルに名前をあてがうことで数字を排する動きを取り始めていた。その最初の取り組みがSAVANTの登場であり、その後、ユニバーサルモデルの全リニューアルにつながっていくいこととなる。Kaiser Encoreの開発の裏には、Kaiser 10から“10”の文字を排したいという強い思いもあったのだ。

●NOBLE AUDIO Kaiser Encore Custom

265,000円(税込)
2016年11月19日国内オーダー開始
・独自バランスドアーマチュアドライバー"Noble Drivers"10ドライバー構造 カスタムIEM
・Noble Audio社独自の開発.NOBLEモデル10バランスドアーマチュア搭載
・スマートフォンやDAP単体での使用にも最適な高感度
・フルハンドメイドによるアセンブリングとマッチング
・(業界標準2-pin規格0.78mm採用)

◆WAGNUS.サイト直販ページ
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