17世紀から19世紀までのピアノの変遷を辿れる、グランドピアノさながらの表現力を備えた電子ピアノがヤマハ×島村楽器コラボで登場

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▲木製鍵盤の弾き応えを追求した上位モデル「SCLP-6450」。

音楽史を遡るようにさまざまな時代を感じさせるピアノ音色を楽しめる電子ピアノ「SCLP-6450」「SCLP-6350」が、島村楽器とヤマハとのコラボレーションにより登場した。

「SCLP-6450」「SCLP-6350」の開発は、多くの作曲家や演奏家が活躍してきた17世紀から19世紀までのピアノの変遷を辿り、ピアノという楽器の誕生からその時代ごとの音質や特長を音色に入れ込みたいという思いから進められた。

その一番の特徴は「ピアノ音」。ヤマハのレギュラーラインナップである「Clavinova(クラビノーバ)」CLPシリーズにも使われているヤマハ最上位のコンサートグランドピアノ「CFX」と、ベーゼンドルファーの「インペリアル」の2種類の最先端の音色を搭載。さらにそこから音楽史を遡るように、さまざまな時代を感じさせる「モダン」「ロマンティック」「クラシカル」「バロック」と名づけた16種類のピアノ音色を用意。バッハなら「バロック」、ショパンなら「ロマンティック」など、それぞれの時代に活躍した作曲家の曲をその当時を彷彿とさせる音色で弾くことで、よりピアノの楽しさや楽器としての奥深さを体感できる。

タッチもグランドピアノを忠実に再現。「SCLP-6350」には低音域では重く、高音域では軽く感じるピアノ本来のタッチ感を得られる「グレードハンマー3エックス(GH3X)」を採用。搭載された3つのセンサーによって鍵盤の動きを細かく正確に感知し発音することで、グランドピアノに迫る連打性を実現。弱い力での打鍵時に感じるわずかな手ごたえを再現した「エスケープメント」も採用する。上位モデルの「SCLP-6450」にはGH3Xの特徴に加え、鍵盤の素材に楽器用として十分に乾燥させた木材から切り出したむく材を使用。その中でも極上の部位を選りすぐることで、反りにくくゆがみにくい鍵盤を実現した。黒鍵は両モデルとも「黒檀調」仕上げ。滑りづらく、視覚的にもよりアコースティックピアノに近くなっている。

電子ピアノならではの機能も充実。ピアノ曲100曲に加え、ピアノ教則本でポピュラーな「バイエル」「ブルグミュラー」「チェルニー」「ハノン」の主なレッスン曲を303曲内蔵。テンポの変更や、片手ずつの再生など、レッスンに役立つ機能も用意する。

毎日の練習にうれしい機能も搭載。時間帯や周囲を気にせず練習できるよう、ヘッドホン端子を用意。「CFXグランド」音色選択時には、ヘッドホンを着用した時に最も心地よく聞こえるように録音された「バイノーラルサンプリング」音源で演奏が楽しめる。また、楽器本体やUSBメモリーに演奏を録音し、自分の演奏を客観的にチェックすることも可能。「SCLP-6450」ではBluetoothオーディオ機能で、スマートフォンやタブレットなどと無線接続し、デバイス内の曲や動画のサウンドも再生できる。さらに毎回好評の“日本語表記の操作パネル”も搭載。外観ではピアノらしさを演出するため、エレガントな曲線の脚を採用しているのも見逃せない。

▲「SCLP-6350」はピアノ本来の表現力と弾き心地を備えたベーシックモデル。

製品情報

◆SCLP-6450
価格:195,000円 (税別) 
◆SCLP-6350
価格:145,000円 (税別) 
発売日:2017年5月1日

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