音楽制作の定番シンセ「FAシリーズ」にライブ演奏向きの新モデル、タッチに優れた76鍵の鍵盤を新搭載した「FA-07」

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ローランドのワークステーション型シンセサイザー「FAシリーズ」に、ライブ演奏の機能を強化した76鍵の新モデル「FA-07」が登場。7月下旬より発売される。

◆「FA-07」~画像~

「FAシリーズ」は、高品位な音源、シーケンサー、サンプラー、エフェクトなどを搭載し、本格的な音楽制作を一台で行えるワークステーション型のシンセサイザー。これまで61鍵のシンセサイザー鍵盤採用の「FA-06」、88鍵の本格ピアノ鍵盤を搭載した「FA-08」がラインナップされてきたが、ライブ演奏派のキーボーディストからの要望に応えて登場したのが76鍵仕様の新モデル「FA-07」だ。

重さとタッチのバランスに優れたセミウェイテッド鍵盤を採用し、ライブ演奏時にも絶妙の弾き心地を実現。さらに音色切り替えの音切れを解消する「サウンドリメイン機能」や、外部の音源を本体内の音色同様にスムーズに操作できる「マスターキーボード機能」など、ライブ演奏に便利な機能を強化したシステム・プログラムVer.2.0を搭載(FA-06/08用システム・プログラムVer.2.0もローランド・サポートページでダウンロードが可能)。ライブ派キーボーディストに最適なシンセサイザーとなっている。


▲新たにセミウェイテッド鍵盤を採用。全16パートに個別に設定できるマルチエフェクトや多彩なサウンドのエディット、シーケンサーの操作には大型のカラーLCDが活躍。

また、DAWと連携した音楽制作にも最適。DAWコントロールボタンを押すだけで、USB経由でFAシリーズの演奏情報をMIDIデータとしてDAWに送信可能。ソフトウェア・シンセサイザーを再生したり、プラグイン・エフェクトのコントロールも行える。Live、Logic Pro、SONAR、CubaseといったDAWに対応したコントロール・マップが用意され、カンタンな設定だけでDAWを操作できるのもポイント。さらに「Ableton Live Lite」のライセンスが付属、高度に連携したパフォーマンスが購入後すぐに楽しめる。

曲のイメージが沸いた瞬間、どんな状態でも録音ボタンを押すだけで即座にレコーディングできるシンプルで効率の良いFAシリーズならではの操作性は健在。16トラックのシーケンサーに録音したフレーズを繰り返し再生しながら、その上に音を重ねて録音していく「ノンストップ・ループ録音機能」を使えば、浮かんだアイディアを逃すことなく曲の形にしていくことができる。録音した曲はオーディオ・データとして保存、パソコンでの音楽制作に活用することも可能だ。

搭載サウンドは、「INTEGRA-7」をはじめとするローランドのシンセ音源のフラッグシップ・モデルに搭載された最新音源技術「SuperNATURAL」サウンドを継承。本体内蔵の2,000を超える音色で表現力の高い演奏が楽しめる。さらに専用ウェブサイトAxialからダウンロードした音色を追加することもできる。これらの音色は本体のボタンでダイレクトに選択可能。複数の音色をワンタッチで重ねることもできる。また、ギター、エレクトリック・ピアノ、コンボ・オルガンなどそれぞれの音色に最適なタイプのエフェクトも搭載、緻密な音作りが行える。そして、本体には16のパッドを用意。叩いてオーディオを再生するサンプラー機能で曲にアクセントを加えたり、DJ的な演奏などパフォーマンス性の高い演奏が行えるのも見逃せない。


▲リアパネルにはUSB端子も用意。USBオーディオ・インターフェイスとしての使用も可能。外部入力に接続したさまざまな音源を直接録音したり、ライン出力やヘッドホンからDAWのサウンドのモニタリングも行える。


製品情報

◆FA-07
価格:オープン
発売日:2017年7月下旬


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