ローランド、名機「TR-808」「SH-101」を現代に蘇らせたRoland Boutique新モデルが808dayに登場

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8月8日=808day! ローランドが期待を裏切らず、新モデルを発表した。コンパクトなボディに本格的なサウンドを搭載した「Roland Boutique(ローランド・ブティーク)シリーズ」の新モデルとして、リズム・コンポーザー「TR-08」とシンセサイザー「SH-01A」が登場。もちろん、名機「TR-808」と「SH-101」を現代に蘇らせたモデルだ。9月下旬より順次発売される。

1980年代に活躍したアナログ・シンセサイザーのサウンドを気軽に楽しみたいシンセサイザーファンに向け、2015年から展開している「Roland Boutique」シリーズ。今回の新モデルは、リズム・マシン「TR-808」とアナログ・シンセサイザー「SH-101」のイメージを踏襲したモデル。「TR-808」は、1980年代のヒップ・ホップやダンス・ミュージックに大きな影響を与えたリズム・マシン。「SH-101」は特徴的な音色とシンプルな操作感、手頃な価格で人気を博したアナログ・シンセサイザーだ。「SH-01A」はオリジナル同様、グレー、レッド、ブルーの3色で展開する。

どちらもローランドの独自技術「ACB(Analog Circuit Behavior)テクノロジー」により、オリジナル機の音の特徴や回路の振る舞いまで忠実に再現。さらにUSBオーディオやMIDI対応など、シリーズ共通の現代の使用シーンに合わせた機能も、シリーズ共通のA4ファイル半分程度の小型ボディに凝縮。電池駆動対応で、小型スピーカー内蔵。いつでもどこでも楽しめるマシンとなっている。


▲1980年から1983年まで発売された「TR-808」の特徴的なサウンドを蘇らせた「TR-08」

リズム・コンポーザー「TR-08」は、オリジナルのリズム・マシン「TR-808」の独特なサウンド、特徴、操作感をそのまま継承。さらに現代の音楽シーンで使いやすい新機能も搭載。16ステップ・シーケンサーはそれぞれサブ・ステップを持ち、ステップごとに32分音符の単位で細かいパターンの打込みやハイハット・シンバルのロールなどのサウンドを作ることができる。また、LED搭載により、テンポ、シャッフルなど見やすい画面で細かくコントロール可能。オリジナルにはなかったUSBオーディオ/MIDIの搭載で、外部機器を制御できるようになっているのもポイントだ。


▲「SH-01A」(グレー)


▲「SH-01A-RD」(レッド)


▲「SH-01A-BU」(ブルー)

「SH-01A」は、ACBテクノロジーにより、音のキャラクターを特徴づけるオシレーター、音の明るさや太さを決めるフィルター、音がなり終わるまでの時間変化を設定するエンベロープなど、オリジナル機「SH-101」の振る舞いを回路レベルで再現。つまみやパネルレイアウトも小型ボディに凝縮した。オリジナルはモノフォニック=単音しか演奏できなかったが、「SH-01A」は新たに4音ポリフォニー対応。より重厚感のある表現も可能となっている。また、作成したサウンドを64種記録できるメモリーや、7セグメント4桁ディスプレイも搭載。わかりやすいインターフェイスとなった。さらに注目はMIDI、USB、そしてCV/Gateに対応していること。アナログ・シンセサイザー、ハードウェア・シンセサイザー、ソフトウェア・シンセサイザーをコントロール可能。オリジナル以上の実用性、操作性を備えている。


▲いずれも専用のキーボード・ユニット「K-25m」(別売)を装着可能(写真は「SH-01A」に装着した状態)。角度は3段階で設定できる。



製品情報

◆リズム・コンポーザー 「TR-08」
価格:オープン(市場予想価格 税込50,000円前後)
発売日:2017年9月下旬
◆シンセサイザー「SH-01A」(グレー)
価格:オープン(市場予想価格 税込50,000円前後)
発売日:2017年9月下旬
◆シンセサイザー「SH-01A-RD」(レッド)
価格:オープン(市場予想価格 税込50,000円前後)
発売日:2017年10月上旬
◆シンセサイザー「SH-01A-BU」(ブルー)
価格:オープン(市場予想価格 税込50,000円前後)
発売日:2017年10月上旬

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