Alexander Pedals、ヴィンテージなエコーからモダンなデジタル・ディレイまで6つのモードを1台に「History Lesson Volume 3」

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歴史上名器と言われる最高のエコーに対する敬意と愛情を注ぎ込んでデザインしたエコー&ディレイ・エフェクト・ペダルが登場。米ノースカロライナ州ガーナーでハンド・クラフテッドのエフェクト・ペダルを製造するブランドAlexander Pedals(アレクサンダー・ペダルズ)より、「History Lesson Volume 3」がリリースされた。

テープ・エコーやディレイの60年にも渡る長い歴史において、現在でも多くの人に愛されるエコーやディレイから6つのサウンドをチョイスして、1台に収めた「History Lesson Volume 3」。ヴィンテージなテクノロジーに着目して開発したテープ・エコー・サウンドやBBD回路のアナログ・ディレイから、高品位のデジタル・ディレイなどの6つのエフェクト・モードを搭載する。

選択したモードに好みの調整をしたパラメーターは、本体にユーザー・プリセットとして保存可能。使用したいプリセットを呼び出すことで、1台でまったく異なるエコーやディレイ・エフェクトをカンタンに選択できる。また、タップ・テンポを使用したディレイ・タイムの設定もでき、感覚的な演奏にも対応する。


多くの場合、曲に合わせた好みのエコーやディレイを使うには複数のエフェクターを用意するしかないが、本機は1台に複数のモードを備えているので、エフェクター・ボードの面積を最小限に抑えることが可能だ。それぞれのモードは高品質で、すばらしいトーンを備えている。懐かしさのあるテープ・エコーやアナログ・ディレイのサウンドが手軽に使用できることは、新しい音楽を生み出すヒントになるかも。

拡張機能も見逃せない。先進的な32ビットマイクロ・コントローラーを採用し、便利なマルチ端子(TRS)を搭載。マルチ端子は、別売りのNEOフットスイッチやエクスプレッション・ペダル、MIDI機器を接続することで一部機能の外部操作が行える。

搭載する6つのエフェクト・モードは以下のとおり。

・MAG:磁気テープ・スタイル・エコー
・BBD:ソリッド・ステートのアナログBBD(バケツリレー素子)ディレイ
・DIG:ブライトかつクリーンな24ビット・デジタル・ディレイ
・LOFI:ダーティーかつローファイなアナログ・ディレイ
・4HD:4ヘッド・テープ・エコー
・FLT:12ビット・ラック・スタイルのデジタル・ディレイ

<Alexander Pedalsについて>

Alexander Pedalsは、米国ノースカロライナ州ガーナーでMatthew Farrow(マシュー・ファーロウ)を中心にハンド・クラフテッドのエフェクト・ペダルを製造するブランド。マシュー・ファーロウは1990年代後期よりエフェクト・ペダルのデザインのキャリアをスタートしている。Alexander Pedalsをスタートするにあたり、「Great Tone(素晴らしいトーンを創作する)」と「Doing Good(世の中のためになる善い行いをする)」の2つの理念を掲げた。「素晴らしいトーン」については、製品を使用することでわかるはず。一方の「善い行い」だが、Alexander Pedalsのすべての製品において、売上収益の一部を慈善団体に寄付することで実行している。1987年、マシューは弟のアレックスをがんの一種である神経芽細胞腫で亡くしている。Alexander Pedalsは、弟の名前をブランド名とし、小児がん撲滅を目指す慈善団体への協力を通じ、アレックスへの追悼も行っている。

製品情報

◆History Lesson Volume 3
価格:オープン(オンラインストア価格 34,650円 税込)
発売日:2021年3月26日

<おもな仕様>
コントロール:Time/Tone、Feedback、Mix/Level、Mod/Rate、Select
スイッチ:TAP/DIVISON, BYPASS
入出力端子:Input、Output、Multi、DC In
※DC In適応プラグ・サイズ:内径2.1mm/外径5.5mm
電源:9VDC (別売パワー・サプライ)
消費電流:80mA
サイズ(最大外形寸法):59.5×121.5×73.5mm
重量:約288g
※別売パワー・サプライの極性はセンター・マイナス。推奨パワー・サプライはMusicWorksのDC0913B。
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