ギブソン、奥田民生が愛用する1945年製J-45をベースにした最新シグネイチャーモデル「Tamio Okuda J-45」120本限定リリース

ギブソンから、奥田民生が愛用する1945年製Gibson J-45をベースにした最新シグネイチャーモデルが登場。「Tamio Okuda J-45」が4月27日より、120本限定でリリースされる。



新作「Tamio Okuda J-45」は、2014年にリリースされた「Tamio Okuda CF-100E」に続く、ギブソン・アコースティックからの奥田民生2本目のシグネイチャーモデル。ベースモデルとなったのは、これまで奥田民生の数々のライブやレコーディングでメイン機として名曲を奏でてきたJ-45。そのエッセンスとスピリットをそのままに、ギブソン・アコースティックの最高峰ラインナップであるカスタムショップ・ヒストリック・コレクションの最新仕様を取り入れた2021年最新モデルとしてリリースされることとなった。

「Tamio Okuda J-45」は、その1本1本すべてがアメリカ・モンタナ州ボーズマンの熟練のクラフツマンのハンドメイドにて製作される。奥田民生監修のもと、愛用する1945年製J-45のルックス、サウンド、プレイアビリティに至る徹底的な検証作業を経て、ギブソン・アコースティック・カスタムショップの最新の技術によって完成に至った。

すべてのギターにはハードケース、奥田民生直筆サイン入り認定書も同梱。2021年4月27日から120本のみの限定生産でリリースされる。


ルックスで目を惹くのが、奥田民生のJ-45を彷彿とさせるヴィンテージの質感溢れる極薄ラッカー・フィニッシュの“ウォッシュト・ヴィンテージ・サンバースト”。さらにヘッドストックには戦時期特有の“スクリプト＆バナー”ロゴが採用され、サウンドホール周りの7層のパーフリング含め45年製J-45ならではの特徴を再現している。


サウンド面においては、ボディトップにギブソン独自の「サーマリー・エイジド」と呼ばれる特殊加工を施したレッド・スプルース材の採用により、新品でありながら長年弾き込まれたヴィンテージギターを彷彿とさせる深みのあるトーンが秀逸。極太のネック・プロファイルと相まって、より太く丸みを帯びたパワー感のあるローエンドを体感することができる。

最大の特徴として挙げられるのが、奥田民生がこだわりを持つネック・プロファイル。1942年に登場したJ-45には、ベースボールバットと形容される極太ネック・プロファイルが採用されており、奥田民生の1945年J-45にも同様の特徴を持つネックが備わっている。新作「Tamio Okuda J-45」においても、その特徴的なネック・プロファイルは再現されている。一方、ナット幅についてのみ、現代的な多様性ある演奏スタイルを考慮し、ギブソン・アコースティックの標準である43.8mmの寸法が採用されている。40年代にルーツを持つ丸みのあるファットなネックデザインでありながら、現代のギタリストのニーズに適う設計というわけだ。


奥田民生は、新作「Tamio Okuda J-45」の特徴をこう語る。

「自分がいいなと思って実際に使っているギブソン・ギターを、自分モデルとして出してくれるというのはやっぱり嬉しいですね。このギターは、弾いた時に低音が自分の体にも響いてくる気持ち良さがありますね。ネックが太いことによる（特有の）音色があると思うので、それを弾いて試していただきたいなと思います。ギブソン・ギターの良さは、武骨なところ。乱暴に弾いてもいい感じで音が出るっていうイメージがあります。このギターを手にした方には、やっぱりガンガン使ってあげてほしいなと思います。それに耐えうるワイルドなモデルだと思います。」