キーン、コールドプレイの成功を知り、涙

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デビュー・アルバム『Hopes And Fears』が今週、初登場で英アルバム・チャートのトップに輝いたキーン。そのメランコリックなサウンドから“第2のコールドプレイ”と言われている。コールドプレイと同じくパブリック・スクール(有名私立校)出身ということもあり、何かと比較されているが、キーボーディストのティム・ライス・オックスレーとコールドプレイのクリス・マーティンは大学時代からの友人でもある。

ライス・オックスレーは、ロンドン大学に在籍中、「金髪のぼさぼさ頭」のマーティンに出会ったと『Q』マガジンに話している。パブリック・スクール出身ながらスポーツや学問でなくバンドに熱中していたという同じバックグラウンドを持つ2人は、すぐに親しくなったようだ。マーティンはライス・オックスレーをコールドプレイに誘っている。

「真剣に考えた」とライス・オックスレーは『Q』マガジンのインタヴューで話している。「でも、もうキーンを結成してたから、コールドプレイのキーボーディストになるっていう誘いは断ったんだ」

コールドプレイのデビュー・アルバム『Parachutes』が話題になり始めたとき、ライス・オックスレーは涙ながらにレビューを読んだと明かしている。しかし、それは悔し涙ではない。感激したのだという。「羨ましくなかったとは言えない。でも、本当に感動したんだ。夢は実現するんだって。友達のアルバムがこんなにヒットするとはね」

キーンは、BBCが音楽評論家/関係者を対象に行なった『今年最も期待される新人アーティスト・トップ10』で見事1位に選ばれている。デビュー・アルバム『Hope And Fears』は6月23日に日本で発売される。そして<FUJI ROCK FESTIVAL'04>で初来日を果たす。

Ako Suzuki, London
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