フィッシュ、解散を表明

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5月25日(日本時間26日)、グレイトフル・デッドの再来と謳われた米国のロックバンド、フィッシュが、この夏のツアーを最後に解散することを発表した。バンドの公式サイトによると、トレイ・アナスタシオ(Vo)は、メンバー同士でオープンに話した結果、“身を引く時期が来た”ことが分かったという。

彼はサイトの声明で次のように語った。

「金曜の夜、マイク(ゴードン)とペイジ(マッコンネル)、フィッシュ(ジョン・フィッシュマン)といっしょに、俺が抱いていた強い感情について隠すことなく話し合った。バンドの方向とか、まだ勢いがある今の時期に終わりにすべきといった気持ちがあった。話し出すと、それぞれ違いはあるが、ほかのメンバーもいろいろな面で似たような感情を持ってることが分かった。……俺たちは風刺やノスタルジアなアクトになりたくない。話し合いの結果、21年近くを経た今、グループとして友情と感謝の気持ちに結ばれながら、身を引く時期に直面していることが分かった」

フィッシュの前作は'03年の『Round Room』。6月15日にはニュー・アルバム『Undermind』が米国でリリースされる。バンドは6月17日・18日にニューヨークのブルックリンから2DAY公演をスタートさせる。その後8月14日・15日に故郷のヴァーモント州コヴェントリーで行われるパフォーマンスを最後に、長年にわたるキャリアにピリオドを打つ。

声明は最後にこう締めくくられている。

「……はっきりさせておくが、これは再活性のための活動休止といったものではない。俺たちは終わった。途方もなく、すばらしい旅だった。愛とサポートをありがとう。--トレイ・アナスタシオ」。

T.Kimura
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