ザ・リバティーンズ、ピートが再び脱退

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ザ・リバティーンズのお騒がせフロントマン、ピート・ドハーティがまたもやバンドを脱退したようだ。ピートは『The Sun』紙の独占インタヴューで、涙ながらに「麻薬を止めるためにガールフレンドとパリへ行く」「バンド(ザ・リバティーンズ)はやめた」と話している。

ピートは、ガールフレンドのアイリーンだけが自分を理解しており、リハビリ施設ではなく彼女が自分を麻薬から救ってくれるだろうという。「プライオリー(入院していたロンドンのリハビリ施設)じゃ無理だった。あそこで何が起こっていたのかほとんど覚えてない」「麻薬を止めたいけど、それは自分の手でどうにかしたいんだ」

またバンド・メンバーとの関係について「(自分は)無視されてるような気がする」と語った。特に、ギタリストで親友だったカール・バラーの態度には傷ついたようだ。昨年、バラーのアパートメントに押し入って以来、彼とはステージの上以外で話をしなくなったという。「あれには傷ついた。彼の態度はひどいよ。まるで虐待される妻かなんかのようだ」

同インタヴューでピートは、現在バンドには在籍していないと明かしている。「俺はいつも、いたりいなかったりしてた。でも今は、バンドにはいない」しかし「カールがパリに来て、俺の手を握れば」バンドに戻る可能性もあるという。

バンド・メンバーの態度が冷たいと嘆くピートだが、事件を起こした後、気持ちよく彼を迎え入れてくれたのはそのメンバーたちだったはず。またマネージャーがプライオリー・クリニックに彼を収容させたのも、その身を心配してのこと。度重なる彼の勝手な行動にメンバーがどこまで付き合っていけるのだろうか。

『The Sun』紙は、ピートはこのインタヴューのすぐ後、パリに向かったと報道している。ザ・リバティーンズは、今週末(6月6日)ロンドンのフィンズベリー・パークで行なわれるチャリティ・イベント<Love Music Hate Racism>コンサートに出演する予定。バンドはピート抜きでパフォーマンスを行なうのか、まだ声明を発表していない。

Ako Suzuki, London
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