クリード、解散

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約8年間で世界セールス3,000万枚以上を誇る米国の強力ロックバンド、クリードが6月4日、解散を発表した。バンドのオフシャル・サイトは「10年近くを経て、解散することを決めた」とアナウンスした。

メンバーの今後の動向だが、スコット・スタップ(Vo)はソロ・デビューを計画中。映画『The Passion of the Christ/パッション』からインスピレーションを得た複数のアーティストが参加する作品『THE PASSION OF THE CHRIST: SONGS OF INSPIRATION』にトラック「Relearn Love」を提供している。アルバムは8月31日に米国でリリースされる予定。彼はまた、カナダのロックバンド、ザ・ティー・パーティと共に1stソロ・アルバムの制作に取り組んでいる。マーク・トレモンティ(G)とスコット・フィリップス(Dr)、ブライアン・マーシャル(B)は、元メイフィールド・フォーのマイルズ・ケネディと新バンド、オルター・ブリッジを結成。デビュー・アルバム(タイトル未定)は8月10日にWind-up Recordsから発売される(米国)。また、アルバムをプロモーションするワールドツアーが計画されている。

トレモンティは解散について「人生の一幕を閉じるのは悲しい。しかし、同時に新しい章が始まるのはエキサイティングだ。このバンドは音楽を愛することでスタートし、終わった」とオフィシャル・サイトで語った。フィリップスは「クリードは人生で一度限りの体験。……将来のためのこの決断が、正しいものであると信じている」と話している。スタップは「音楽と友情を通じた最高にすばらしい旅だった……かけがえのない思い出を作った。……サポートしてくれたファンにお礼を言いたい。君たち(ファン)がいてくれたから、こうした体験ができたんだ」と語った。

オフィシャル・サイトはまた、バンドのグレイテストヒッツ・アルバムを、年内にリリースすると伝えている。

クリードは'97年に1stアルバム『My Own Prison』を発表。米国で400万枚以上を売り上げてマルチ・プラチナを獲得した。続く『Human Clay』('99年)は世界セールス2,000万枚以上、そして3rdアルバム『Weathered』('01年)はビルボードチャート8週連続1位を記録している。

T.Kimura
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