一度聴いたら口ずさめるメロディライン、そして胸焦がす歌世界……!

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(左から)岡本奈穂子(Dr)、一色徳保(Vo、G)、小川博永(B)

一度聴いたら口ずさめるメロディライン、そして胸焦がす歌世界……!

今年の春、とあるバンドのライヴを観るために、とあるライヴイベントに行った。
そこに、“つばき”が出ていた(ちなみに、とあるバンドとは、つばきではない)。
そして、私は一目(一聴)で気にいってしまった。
胸焦がされそうな切迫感で歌うヴォーカル、
そしてその歌をクリアに伝えながらも迫ってくるのは圧倒的なバンドサウンド。
「つばき、何者だ!?」。気になって、帰ってからCDを漁って、プレイヤーにかけてみる。
「あ、これ歌える。……ってライヴでやってた曲だ!」。そう、一度聴いただけでしっかり憶えていたのだ。
――そんなメロディメイカーの3ピースバンド“つばき”が7/2に
1stフルアルバム『あの日の空に踵を鳴らせ』をリリースした。

メロディ好きな人は好きになってくれる確率高いと思ってる

つばきのコメント映像、到着!
コメント映像、スタート!

▲上の画像を

1stフルアルバム


『あの日の空に踵を鳴らせ』

KEDCD-0005 \2,625(tax in)
2004年7月2日発売


1. 踵
2. 青
3. 雨音
4. 夜風に乗せて
5. アセロラ
6. 新しい世界
7. 曖昧な夜
8. 君のヒゲ
9. 悲しい鳥
10. 猫
11. 夕暮れ
12. サヨナラ


▲「雨音」のビデオが観られます

最新シングル


「片道キップ/八月」

bounce-1001 \700(tax in) 発売中

1. 片道キップ
2. 八月


ライヴ・スケジュール

2004年
●7/08(木)広島ナミキジャンクション
●7/18(日)新宿LOFT
●8/01(日)
  TOWER RECORDS渋谷店B1F
  「STAGE ONE」(インストアライヴ)
●8/07(土)
  TOWER RECORDS新宿店7F
  (インストアライヴ)
●8/22(日)
  <MONSTER baSH 2004>
  国営讃岐まんのう公園内芝生広場
●8/23(月)松山SALON KITTY
●8/27(金)神戸チキンジョージ

<東名阪ツアー ―追駆―>
●09/16(木)名古屋ell.FITS ALL
●09/17(金)心斎橋CLUB QUATTRO
●09/24(金)LIQUIDROOM ebisu

※詳細は、オフィシャルサイトにて


――1stフルアルバム完成おめでとうございます。完成してからあらためて聴いてみましたか?

一色徳保(Vo、G):今までやってきた集大成的な作品になったと思いましたね。

岡本奈穂子(Dr):1年くらいの間で、レコーディングしてライヴして、またちょっとレコーディングしてライヴしてって中で作ったんで、古いやつはすごい古いし、新しいやつは今年入って作ったのもあるし。バラバラでどうなるかなって思ったんですけど、通して聴いてみるとまとまってて。

――それはどうしてでしょう?

岡本:一色くんの作る曲は一本芯が通ってるから。あと3人とも歌を大事にしてアレンジしていってるんで、まとまったかな。

小川博永(B):うん、でも写真のアルバムを見てるような、1曲1曲景色がみえてくる作品になった。

――では、バンドとしてのつばきをまず知りたいのですが、作詞作曲は主に一色さんですが、もともと誰に影響されましたか?

一色:ギターをもって歌ってる人がカッコいいなって思ってましたね。ん~、洋楽邦楽問わず聴くようにもなったけど、エレファントカシマシとか。

――その激しさ、影響受けてる気がしますね。自分を表現するって点では、何を一番打ち出したい、と思っていますか?

一色:そのときそのとき強く思っていたことを書くと思うんですね。曲を書こうと思ったときに、喜怒哀楽の“怒”の部分が強くあったら、それを表現するだろうし。別なときは“哀”だったり。強く感情が動いたから曲を書くって感じではない。

――私、個人的には、すごく“焦燥感”を感じたんですね。身体は走ってないけど心は走ってるという。

一色:いっぱいいっぱいだなぁって感じですよね(笑)。曲書こうって思うとき、そういう場面が多いのかもしれない。

――その一色さんの曲を受けて、バンドでアレンジされているようですが、アレンジする上でポイントにしているところは?

岡本:一色くんの作った歌、メロディを大事にアレンジしますね。一色くんが初めて歌って聴かせてくれたことを大事にしたいなって思うし。


――岡本さんはファースト・インプレッションを大事にするほうですか?

岡本:そうですね。右往左往してみるんですが、結局は最初に戻ってることが多いですね。

――小川さんもそうですか?

小川:僕もファースト・インプレッションも大事にしますけど、新曲作ってるときは一度家に持って帰ってきて、普通に生活しつつ、メロディを頭のなかで浮かばせるんです。で、ベースラインを考えたりして。だから結構、考えて考えて、みんなで演ってみるときにいろいろ試したり、って感じ。僕は考えるほうだな。

――そして、アルバム全体としては緩急がついている印象を受けました。

一色:ぐっと出すところは出して、引くところは引く、楽器が少ないから飽きさせない展開ってのは気をつけるし、そういうのが好きだしね。

――そんななかで、苦労した曲、印象にある曲は?

岡本:曲作りは1年にわたったけど、レコーディングは一気に録ったんですね。で、もう精神的にも限界値に近づいてきた最後の最後が「踵」だったんです。アルバムを象徴する曲だし、もうノリ一発で叩きましたね。そしたら結構いい音になりました(笑)。

小川:僕は「君のヒゲ」が楽しかったな。結構、いままでにない感じで、つばきの幅広さの片方の端っていうか。ハンドクラップも入れたし。

一色:俺は「アセロラ」。前向きな歌なんですね、俺のなかで。今の俺、前向きなんでそれを象徴してるかな。アルバム自体も今までのつばきの集大成にしたかったんで、タイトルも、そういう思いを込めてつけたんです。

――つばきは次へ行く、ということですか?

一色:そうですね。一区切り、という面もある。

――では、BARKSユーザに最後に一言を。

一色:メロディ好きな人は好きになってくれる確率高いと思ってるんです。最近、胸ときめく音楽に出会ってない人は、聴いてみてください!

岡本:ライヴにぜひ遊びにきて、ライヴの醍醐味を一緒に味わってほしいですね。

小川:つばき、ってバンドをまずは知ってもらいたい。あと聴いてみてもらえれば、すぐ口ずさめるメロディなんて聴きやすいと思います。

取材・文●星野まり子
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