プリンス「パープル・レイン」記念同窓会コンサート開く

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'84年、アルバム発売と同時に映画化され、世界中で爆発的大ヒットとなったプリンスの「パープル・レイン」。その20周年記念として、7/2(金)、ニューオリンズで5時間に及ぶコンサートが行われたと、AP通信が伝えている。

このコンサートは、アフリカン・アメリカンの女性をフィーチャーした女性誌「エッセンス」創刊10周年を記念した3日間に及ぶミュージック・フェスティバルの初日に行われたもので、プリンスが「パープル・レイン」を発表した頃の音楽仲間、モリス・ディ&ザ・タイム、ギタリストのウェンディ・メルヴォワン、シーラE等が参加し、まさに同窓会コンサートとなった。

10年のフェスティバル史上最大・最長となったこのコンサートは、直毛ロン毛&帽子にヒゲ、そしてインラインスケートを履いたプリンスのギター演奏でスタート。その後、シーラEの'80年代ヒット曲「グラマラス・ライフ」、モリス・ディの「ザ・バード」や「クール」といった懐かしい曲がどんどん演奏されていったという。

そして、11時近くなったころに再びプリンスが登場し、昔の仲間たちと今の仲間、ニュー・パワー・ジェネレーション・バンドとともに、「リトル・レッド・コルベット」や「アドア」、最新作「ミュージコロジー」からのナンバーを演奏し5万人の観衆を熱狂させた。また、プリンスは、サプライズ・ゲストとして登場したチャカ・カーンとともに、彼女がカバーして大ヒットしたプリンスの曲「アイ・フィール・フォー・ユー」を歌ったという。

青春を再度味わった中年世代も、プリンスの25年の活動歴と同じぐらいの年齢の世代も、大興奮させたコンサートは、「パープル・レイン」の大合唱と、この直前に2歳の娘を事故でなくしたバンドのドラマー、ジョン・ブラックウェルへのシーラEのハグで、感動的に幕を閉じた。

Aki Kayamoto, NY

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