<FRF'04>ソウルフルかつ肉感的なビートで悩殺! ベースメント・ジャックス

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昨年10月に最新アルバム『キッシュ・キャッシュ』を発表。先日はフランツ・フェルディナンド、ベル&セバスチャンらとともに英音楽賞の最高峰、マーキュリー・アワーズにノミネートされるなど、ノリにノっているベースメント・ジャックス。5月には新木場agehaにDJセットで来日した彼らだが、新作のバンドセットでのお披露目はフジが初となった。

ロック、ファンク、エレクトロなど様々な音楽のエッセンスを“踊る”ために詰め込んだ楽曲の数々を、ライヴでは生バンドの肉感的なグルーヴで表現。声量溢れるソウルフルな2人の女性ヴォーカルと男性コーラスを中心に、ターンテーブルやコンピュータにあまり頼らず、大所帯のバンドによる生楽器でダンスビートを奏で、文字通りオーディエンスを踊り狂わせていた。

ライヴは序盤からハイテンションで、1stアルバムから「レッド・アラート」、2ndアルバムから「ロメオ」、3rdアルバムから「プラグ・イット・イン」など、アゲアゲのクラブ・アンセムを連発。新旧織り交ぜたセットリストで楽しませてくれた。

フェスだけに、2002年の単独公演のように多数のダンサーが登場したり、舞台上で派手な演出があったりというのはなかったが、2ndアルバム『ルーティ』のお祭騒ぎ的な楽しさから、よりダンス・ミュージックの本質を突き詰めるかのようなストイックな3rdアルバム『キッシュ・キャッシュ』への変化が、このステージにも表れていたのかのようだ。

夏フェスで心地よく踊れるためのエッセンスが全て詰め込まれた超ハイテンションな素晴らしいステージには、新作にゲストシンガーとして参加したディジー・ラスカルが飛び入りするなど、大熱狂のうちに幕を閉じた。

7/30@WHITE STAGE
(suepyon)
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