<FRF'04>笑顔が素敵なフランツ・フェルディナンド

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グラスゴーから登場した4人組ロック・バンド、フランツ・フェルディナンド。日本でもセルフ・タイトルのデビュー・アルバムがヒットを記録。熾烈な獲得競争と莫大な契約金の末にデビューを果たした米国でもすでにゴールド・ディスク(50万枚)獲得の大ブレイクを見せている。そんな話題の彼らのライヴだけに期待は高まる。

土曜の天気も降ったり止んだりだったが、フランツのときは晴天! そして、14時過ぎにほぼ定刻通りライヴがスタート。ヴォーカルのアレックスは白いシャツに黒いパンツ、赤いネクタイと私立高校の学生のようなファッションで登場。服のセンスもいかしてる。演奏が始まるとノルスタルジーと新しさが不思議にミックスされたサウンドに、のっけから脳天直撃される。アルバムを作るとき、“女の子が踊れるような音楽”がテーマだったそうだが、その言葉どおりロックでありながら、繰り出される軽快なビートはダンス・ミュージックのようで、会場全体をフランツ・ワールドに引きずり込んでしまう。また、演奏中のアレックスの表情がいい。「テイク・ミー・アウト!」のしびれるギターリフをかき鳴らしなしながら、あの素敵な笑顔! 某ドラマの主人公じゃないけど、ロック界の“微笑みの貴公子”と呼びたい! 「ダンス シテ」なんて微妙なMCをしてくれるし、ラストの“テイク・ミー・アウト!”をオーディエンスに叫ばせる演出では、モッシュピットはもちろん、PA後方のオーディエンスまで、楽しく叫んでいたのであった。

7/31@GREEN STAGE
(suepyon)
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