<FRF'04>卓越したプレイと人気を見せたケミカル・ブラザーズ

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2年前の<FUJI ROCK FESTIVAL '02>でもグリーンステージのトリを務め、昨年はベスト盤『ベスト・オブ・ケミカル・ブラザーズ~シングルズ 93-03』をリリース。同アルバムを引っさげての朝霧JAM出演、および新宿リキッドでのワンマンと精力的なライヴを行なったケミカル・ブラザーズ。ベスト盤もヒットを記録し、ゲストにフレーミング・リップスを迎えたシングル「ゴールデン・パス」も好評と、根強い人気を見せたが、一部では度重なる来日に対して、出演者マンネリ化の代名詞のように言われることもあった。

しかし、実際のライヴが始まってみれば、そんな批判も撥ね飛ばすかのような、充実のプレイを見せてくれた。シンプルなDJセットから繰り出されるストイックなデジタル・ビートに乗せて、ときに幾何学模様を、ときに昔の映画のような映像をと変化するスクリーンに加え、山々を鋭く照らすレーザーは、観て、聴いて、踊ってと理屈抜きに楽しめるものだった。当日は生憎の悪天候のため、雲が低く立ち込めていたのだが、その雲に緑色のレーザーが反射する光景はものすごく神秘的で、しかもケミカルのサウンドにぴったりとマッチしていたのだ。セットリストもきらきら輝くヒット曲を散りばめたベスト的なもので(実際かなりの曲が去年発売のベスト盤に収録されている)、モッシュピットから後方のテントエリアまで観客は総立ちで、ドリンクの売店のお兄さん、お姉さんたちまで一緒に踊りだしていた。その光景はまさに巨大クラブ! こんなに楽しいなら毎年レギュラーとして来てもいいかも?などと感じた人も多いのでは?

<セットリスト>
7/31@GREEN STAGE

HEY BOY HEY GIRL
GET YOURSELF HIGH
MUSIC RESPONSE
BLOCK ROCKIN' BEATS
LEAVE HOME
SONG TO THE SIREN
*NEW SONG
UNDER THE INFLUENCE
IT DOESN'T MATTER
OUT OF CONTROL
STAR GUITAR
*NEW SONG
HOOPS
SETTING SUN
*NEW SONG
GOLDEN PATH
ELECTROBANK
GOT GLINT
LIFE IS SWEET
THE PRIVATE PSYCHEDELIC REEL
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