<SUMMER SONIC 2004>ヒップホップの楽しさ伝えたジュラシック5

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2日目の午後はオールドスクールなヒップホップ・スタイルを継承し、日本でも絶大な人気を誇るジュラシック5。4MCに2DJというスタイルで実にステージ映えするグループだが、フェス慣れしているのか観客のアオりがいちいち上手くステージ構成も絶品。

特に“ヒップホップ界のバリー・ホワイト”とも言われるバリトン・ヴォイスの長身チャーリー・ツナの存在感が圧倒的で、彼を中心にステージ狭しと4人が動き回り、ロックファン中心と思われるオーディエンスにヒップホップの楽しさをストレートに伝えてくれた。

選曲も「Quality Control」「What's Golden」など新旧の楽曲を織り交ぜたセットリストで、持ち味のユニゾンを存分に披露。カズーを吹いて盛り上げたりとメンバー自身がライヴを楽しんでおり、アットホームな雰囲気さえ感じさせるものだった。また、途中でDJの2人によるドラムとターンテーブルのセッション・タイムもあり、カット・ケミストはただの小太りオジサンではないことをアピールしながら、オーディエンスを大いに沸かせた。ライヴ終了後もメンバーがアリーナに降り、ファンと写真を撮ったりサインに応じたりと、フェスらしいサービスもあり、オーディエンスの気持ちの高まりに応えていた。

8/8@千葉マリンスタジアム
text/Hatch Azz
photo (C)SUMMER SONIC
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