フランツ・フェルディナンド「ファンとは寝ない!」

ツイート
フランツ・フェルディナンドのフロントマン、アレックス・カプラノスは、バンドが有名になり彼らを慕う女の子に囲まれるようになったものの、グルーピーには何の興味も無い、どころか「それに便乗するのは虐待と同じ」とまで考えている。彼らのアフター・ショウ・パーティでは、厳格な“グルーピー禁止令”を布いているという。

カプラノスは、『The Sun』紙のインタヴューでこう話している。「俺達はグルーピーとのセックスには何の興味もない。まず、ポール(ドラマー)は結婚してるし、ニック(ギタリスト)は婚約したばかりだ。俺達はロマンチックだから、知らない女の子との一晩限りの関係より、“真実の愛”を好む」「若い女の子をはべらかしてるバンドもいるけど、醜いって思うよ。スターに憧れる女の子達をいいように利用してるだけだ」

バンドはまた、どんなに成功しようとも、自分達は「普通の人と変わらない」と主張している。「俺達はみんなと変わらない、普通の人間だってことだけは言っておきたい」カプラノスは顔を知られるようになった今でも、一般の交通機関を利用しているという。「バスや地下鉄に乗ってるよ。ロンドンにいたとしてもね。それを止める理由は見当たらない。有名になって、自分は他の奴らとは違うって思い始めたら、それは問題だ。自分は特別だって信じ始めたとき、物事は悪い方向に向かうのさ」

先週、マーキュリー・アワーズを受賞したフランツ・フェルディナンドは、その余韻も冷めないうちアメリカへ渡り、全米ツアーをスタートしている。11月の終わりには再来日。待望のソロ・ツアーを行なう。

Ako Suzuki, London
この記事をツイート

この記事の関連情報