『World Scratch』全曲試聴 & 曲解説

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全曲試聴 & 曲解説
各楽曲で使用した楽器や詞のテーマなどをメンバーに訊きました!

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NEW ALBUM
『World Scratch』
2004年9月22日発売
Victor Entertainment
VICL-61481\ 3,045(tax in)

【オフィシャルサイト】
http://www.jvcmusic.co.jp/ethmusica/

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1 月影のワヤン
バリの代表的な楽器、ガムランを使ってますね。バリの“ワヤン・クリ”という影絵のサウンドに影響されています。妖艶の中にも明るさがある…ところがポイントです。
2 月凪
この曲は本当にいろんな音が混じっているですが、ライヴとかではカホーン(ダンボールみたいな箱に座って叩く)を使ってますね。また、この曲はチベットのことを歌ってるので、笛とか、チベットの街のサンプリングも入ってます。
3 泥の花
ピアノ、ウッドベース、ドラム、アコーディオンを使って全部“生”で録りました。フル生でやったのはこの曲くらいです。アコーディオン奏者のcobaさんも迎えて楽しくやれ、6人でのセッション感がものすごく出た曲だと思います。
4 Standing On the Ground
アフリカンボイスやアフリカンヨーデルが深い印象を出してますね。あとは佐藤“フィッシャー”五魚さんに手伝ってもらったんですが、そこも際立ってるかな…と。この曲はメロディ的にも世界観的にも英詞しか合わなかったんですよね。だから唯一英詞です。英語の発音もみんなで朗読からみっちり練習しました。
5 オレンジの実る頃
タブラのインドからスパニッシュ・ギターのスペインまでを音楽で繋ぐといったコンセプトで活動してらっしゃるスパニッシュ・コネクションの3人に入っていただいて、これも生に近い感じで録ってます。スパニッシュ・コネクションさんは音色自体も僕達とすごい似ているし、“異文化のところを繋ぐ”というところも共感できるので楽しくやれましたね。
6 Vida
“ビーダ”というこの曲はポルトガル語で“LIFE”という意味なんですが、スティールパンをフィーチャーしています。スティールパンという楽器は一瞬でカリブ海に運んでくれるでしょ。LITTLE TEMPOの田村玄一さんにスティールパン講習などを開いてもらっていろいろ教えてもらいました。
7 World Strut
アルバム唯一のインストゥールメンタル曲でダンスミュージック的アプローチのある曲。美帆が三線、瑛愛が朝鮮半島の民族楽器ソヘグムを初披露。ソヘグムは弦自体はヴァイオリンと同じで、弓も同じ。もともとヘグムという楽器が韓国でも使われていたが、ソヘグムが使われている曲は日本のポップスでこの曲が初めてかも?!。
8 レンガ通り
世界観は文明開化から大正ロマンの歌なんですが、後ろで鳴ってるのはジプシー音楽。でも、ジプシー音楽は少しレトロな雰囲気があったりして、この曲にぴったり合っていると思います。ダラブッカというトルコからアラブ全体で使われてる打楽器で、生で叩いてます。
9 邂逅
シタールと僕(早川)がアコースティック・ピアノを生で弾いてるのが要注目です。「泥の花」とこの「邂逅」だけ僕が弾いているのですが、あんまりスタジオに入って弾くこととかないので、一番緊張しました(笑)。
10 百万年の愛の歌
いろんなサウンドが入ってますが、シタールなどでインドを連想させます。でも、自由に聴いて欲しい曲ですね。実はこの曲が一番最初に出来た曲です。
11 月夜のユカラ
口琴(ムックリ)は、“言葉にできない愛を語るための楽器”と言われているし、アルバム代表曲のイントロを飾るに相応しい楽器だったと思ってます。“ユカラ”とはアイヌ語で「物語」「叙事詩」の意味です。
12 始まりに向けて
1stアルバムの一番最後にこの曲を入れることで、今後東京エスムジカはどこまでいけるか…というのを出したかったんです。タイトルだけは初めから決まっていました。
 
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