GRAPEVINE、スペシャル・マンスリー・ライヴ最終日はリラックスムードで新作披露

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<METAMOPHOSIS EXPRESS>と題し、TOWER RECORDS SHIBUYA STAGE ONEにて8月より3ヶ月に渡って行われてきたGRAPEVINEのスペシャル・マンスリー・ライヴ。新作ミニ・アルバム『Everyman, everywhere』のリリースとなった11/17に最終日をむかえた。

この日は完結編らしく、しょっぱなから「Suffer the child」「シスター」「ミスフライハイ」などの盛り上がり曲から幕を開け、やや小さめの会場では一気に熱気で充満。CS放送の中継が入っていたものの、田中和将(Vo)はMCで噛みまくり(笑)、ファンはツッコむ場面があったりと、全体的に肩の力が抜けたリラックスなムードで展開。とはいうものの、新作からの楽曲「Reason」や「Metamorphose」はもちろん、最近の作品である「会いにいく」や「アンチ・ハレルヤ」、初期作「鳥」、「白日」など、新旧作品を取り混ぜ、たっぷり全15曲の披露となった。

ミニアルバムとしては、97年のデビュー『覚醒』以来の発表となった今作は、ミディアム~スローテンポが中心で、少し落ち着いたGRAPEVINEの世界観を伝える全5曲が収録されている。これまで発表する作品ごとに違った印象を与えようとしてきた彼らだが、この日はライヴという形でも体感させてくれたように思う。そういった意味でも抽選で入場できたファンにとっては、まさにラッキーなひとときとなったはずだ。

文●市川美奈香


GRAPEVINE
ミニアルバム『Everyman, everywhere』
PCCA-02097 \1,575(税込)
2004年11月17日発売
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