パーミー来日公演、読者レポート その1

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'04年11月に待望の来日公演を行なったタイの歌姫パーミー。Tata Youngらの人気もあり、ここに来て韓流に続けとばかりに盛り上がっているTポップ。BARKSではそんなパーミーの来日公演とバックステージに読者2組4名様をご招待! そのレポートをここに掲載する。


「パーミーに会える!」ミート&グリートの当選の連絡を受け、前日は興奮のあまり、よく眠れなかった。最高に盛り上がった6月('04年)の初来日ライヴから5ヶ月、パーミーがまた日本に来てくれるだけでうれしくて、コンサートの日を指折り数えていたのに、さらにパーミー本人に会えるなんて夢のようだった。服は何を着ていこう──から始まり、ファンレターを書いたら受け取ってもらえるかな──と習い始めたばかりのタイ語を総動員して手紙を書き始めたり、私の慌てぶりはすさまじかった。家族には「宝くじに当たったような騒ぎだね」と笑われたが、宝くじに当たるよりもっと幸せな気がする。だってお金は使ってしまえば終わりだけど、パーミーに会えたことは私の一生の思い出、消えない宝物だから。

コンサートでのパーミーは、相変わらずキュートでクールで、そしてとてもフレンドリーだった。

「東京の皆さん、元気ですか」日本語の挨拶に歓声が上がる。曲はノリのいい「Puen tee suan tua(私だけの場所)」から始まり、オリジナル曲、お気に入りの洋楽(のカヴァー)、タイの有名曲を、ステージの端から端まで歩いたり、飛び跳ねたり、身を乗り出したりしながら披露してくれた。ミネラルウォーターやケミカルライトを客席に振りまくパフォーマンスに、会場はどんどん盛り上がる。私はパーミーの、のびのびとした歌と歌声が大好きだ。そしてクルクルと変わる表情! ヒッピー風のファッションや裸足になって歌う自由なスタイルも、個性的で、なんてチャーミングなのだろう。何曲ものアンコールをパーミーと観客が一緒になって歌ううちに2時間はあっという間に過ぎていった。

バックステージで会うパーミーは、顔が小さくてモデルのように華奢だった。舞台の上のパーミーがあんなにパワフルで、ファンの目を釘付けにするのは、彼女のオーラせいなのかもしれない。カウボーイハットが可愛くきまっていた。パーミーは明るく、とびきりの笑顔で、1人1人と握手をしてくれた。パーミーに「コンサートに来てくれてありがとう」と英語で言われた瞬間、私はうれしくて思わず涙目になってしまった。自分の気持ちがうまく言葉にできず、この日ほど英語が苦手なことを後悔した日はないだろう。パーミー、あなたの歌を口ずさむと、いつも元気が出て前向きになれるよ。きっと数十年後にあなたの歌を再び聴いたら、今の私の夢や不安、友情や恋愛の詰まった時間をビビットに思い出すよ。あなたがいるからタイがますます好きになったよ。素敵な歌をありがとう。日本に来てくれてありがとう。――うまく伝えられなかったけれど、最後にハグまでしてもらい、パーミーの心の温かさに感動した。きっと私は次のコンサートも、その次のコンサートも大好きなパーミーに会いに駆けつけるだろう。

最後になりますが、パーミーの再来日に力を注いでくれたユニバーサルミュージックやザックコーポレーションの皆さん、こんな素敵な機会を下さったBARKSの皆さんに心から感謝を申し上げます。

読者レポート:みさと さん
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