カイリー・ミノーグ、恩人を訴える

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カイリー・ミノーグが、彼女が音楽キャリアをスタートするにあたり大いに貢献したプロデューサーを印税未払いで訴えた。ピート・ウォーターマンは、彼女の最初のヒット曲「I Should Be So Lucky」のプロデューサー。同曲は、カイリーがブレイクするきっかけとなった。

『Daily Mirror』紙によると、カイリーは、'92年にリリースされた『Greatest Hits』アルバムの印税17万6,000ポンド(約3,520万円)がまだ支払われていないと申し立てているという。彼女は2年前に印税の専門家を雇い、ウォーターマンの会社を調査。44万ポンド(約8,800万円)の未払いがあることを発見した。その後、ウォーターマンは26万4,000ポンド(約5,280万円)を支払っているが、カイリーは最近、残りの金額を請求する訴えをオーストラリアで起こしたという。

ウォーターマンは80年代後半、マイク・ストック、マット・エイトキンらとチームを組み“ストック、エイトキン&ウォーターマン”の名で数々のヒット曲を生み出した名プロデューサー。リック・アストレー、デッド・オア・アライヴ、バナナラマなどを手がけ、“ユーロ・ビート”ブームを巻き起こした。カイリーも彼らの恩恵を受け、ポップ・アイドルとしての地位を確立している。。ウォーターマンは10パーセント以上の印税を要求するカイリーのおかげで、“ストック、エイトキン&ウォーターマン”は破産寸前になったと主張している。彼の弁護士は「(カイリーの)訴えに真っ向から戦うつもりだ」という。

Ako Suzuki, London
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