女子十二楽坊、東南アジア・アメリカを経て生まれた3rdアルバム・インタヴュー

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女子十二楽坊が、3枚目のオリジナルアルバム『敦煌~Romantic Energy~』を1/26にリリースした。
今回のアルバムは、神秘の地“敦煌”を舞台にストーリー性を持たせ、
“いかに自分達の音で物語を伝えられるか”に集中した作りとなったようだ。
このアルバムについて、琵琶の張 爽(ジャン・シュアン)と
古琴の周 健楠(ジョウ・ジエンナン)に語ってもらった。
……とはいえ、まずは世界中を飛び回っていた2004年の話から。


ニュー・アルバム


『敦煌~Romantic Energy~
2005年1月26日発売
PYCE-1008 ¥3,500(tax in)

1. 流転
2. 大地の囁き
3. 敦煌
4. 最初から今まで
5. 花
6. 疏勒川
7. 莫高窟
8. Romantic Energy
9. ヤルダンの天女
10. 異邦人
11. 陽関古道
12. 花まつり
13. 月牙泉
14. 花まつり
15. 月牙泉
16. コンドルは飛んでいく
17. 盛唐楽坊
18. 十面埋伏
19. LOVERS

※DVD付

プロモーション・ビデオ

「敦煌」ビデオへ 「敦煌」のビデオは、
上の画像を


――前作『輝煌~Shining Energy~』発売(04年3月発売)から、今作『敦煌~Romantic Energy~』の制作に入るまでは世界中を飛び回っていたようで、とても忙しかったですか?

周 健楠(ジョウ・ジエンナン/以下、周):そうですね、日本ツアー、東南アジア・ツアー、アメリカでのプロモーションやショウケース……大変でしたね。

張 爽(ジャン・シュアン/以下、張):でも、(日本ツアー終了後の)5月に休みをいただいて、みんなでハワイへ行きましたよ。

――休みのときもメンバー同士で行動することあるんですか?

張:休みはみんな基本的に北京でそれぞれの生活に戻るんですけど、仲のいい者同士はそこで会って食事行ったり、カラオケ行ったり、ディスコに行ったりしますね。

メッセージ映像、到着!

メッセージ映像へ

(左から)張 爽、周 健楠
上の画像を
――昨年2004年は、やはりアメリカ進出が大きなトピックでしたが、アメリカでの行なったステージの印象、文化の違いなど感じたことは?

張:まずステージでは、アメリカの観客って個性が強いので反応がストレートでダイレクト。曲の途中であろうと拍手したり、曲が終わって私たちが頭を下げる前に、敬意を表するように先にお辞儀したりしてくれたのが印象深いですね。

周:私はアトランタのステージが印象に残ってるんですけど、ここはヒップホップが流行っている土地なんですね。それでも黒人の方が体を揺らして踊ってくれて。そういうのを見ると演奏する側のモチベーションも上がりましたよね。

張:あとは、アメリカに行く前から聞いてたんですけど、とにかく驚いたのは食べ物の多さ。食べ物ひとつにしてもものすごい量で、毎回驚きました。これは太っちゃうなぁ~って思いましたね(笑)。

周:私はね、実はロマンティックな話があったんです(笑)。というのも、ロスで道に迷っちゃったんですね。それで座っている男の人に「タイムズ・スクエアはどこですか?」と尋ねたら、「ちょうど僕も行こうと思ってたんだよ」って連れて行ってくれたんです。その方はドイツから来ていた人で、結局2時間くらい一緒にブラブラしてたんですよ。素適でしょう(笑)。

――いい話ですね(笑)。そして東南アジアにも行かれてましたが、どこを廻ったのですか?

周:インドネシア、マレーシア、シンガポール、タイ、台湾、香港……。

――今どこにいるのかしら?って感覚になりませんか?

張:分からなくならないように、小さな手帳に日記つけてましたね(笑)。

周:その国々のおいしい料理を食べることができたので、そこらへんで覚えてたり。タイ料理は私、好きでしたね。

――東南アジアの一部は今、津波で大変ですよね。

周:ええ。中国でもその救済のためのチャリティー・コンサートにいくつか出演させてもらいました。


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