グリーン・デイ、“ビッグなツアー”を語る

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昨年9月に最新作『American Idiot』をリリースし、米ロサンゼルスを皮切りにワールドツアーを続けているパンクロック界のスーパースター、グリーン・デイ。3月に来日公演が決定している彼らだが、メンバーはキャリアが始まって以来とも言える大規模なツアーにエキサイトしている様子。ベーシストのマイク・ダーントとドラマーのトレ・クールが最近のUSA TODAY紙のインタヴューで、バンドの成長ぶりを語った。

ダーントは、ファンとの関係が深まった今回のツアーに“満足している”と話す。
「こんなにビッグなツアーは今までなかった。たくさんの新曲をプレイするのは久しぶりだ。チャレンジするのは気持ちいいね。ずっとファンと向き合っていられるし、本当にすばらしいと思う。(ファンが)減った可能性だってあるのに、僕たちを信じてくれた。僕たちが彼らを信じる以上にね」。
彼はまた、バンドのファンベースが広がっていることに気付いたと言う。
「59歳の人から手紙をもらったんだ。彼が言うには(『American Idiot』は)20年ぶりの傑作だって。一方で、初めて音楽に接した13歳のファンがいる。『Dookie』の曲さえ知らないんだ。このアルバムはすごいんだけどさ……。いろいろなオーディエンスを抱えるのが夢なんだ」。
クールは長期的な展望を話している。彼は
「これから生まれてくるファンだっている……今もグリーン・デイを聴きながら子供をつくってるカップルがいるだろう」
とジョーク交じりに語った。

グリーン・デイは今年のグラミー賞で主要部門の最優秀レコードをはじめとする複数部門にノミネートされている。授賞式は2月14日、ロサンゼルスのステイプルズセンターで行われる予定。また『American Idiot』をベースにした映画が計画されているが、ビリー・ジョー・アームストロング(Vo,G)は「制作事項をまとめている。始めたばかりだけど、いい方向へ押し進めるつもり」とUSA TODAYに語った。『American Idiot』はビルボード初登場1位を獲得。現在までに米国で200万枚以上、世界で500万枚以上を売り上げている。

グリーン・デイは現在、UKツアー中。2月2日はプリマスでコンサートが行われる。3月初旬にはオーストラリアで公演し、その後3月17日から大阪城ホールを皮切りにジャパン・ツアーがスタートする。オープニングアクトはシュガーカルトが務める予定。

T.Kimura
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