ブリット・アワーズが25周年を記念して発表した“過去25年のベスト・ソング”にロビー・ウィリアムスの「Angels」が選ばれたことで、物議をかもしている。これは、ラジオ2のリスナー投票によって決まったものだが、音楽業界の人々には納得がいかなかったようだ。

オアシスのノエル・ギャラガーは「ジョージ・マイケルの“Careless Whisper”こそがベスト・ソングだ」と『The Sun』紙に話している。ノエルは、ジョージがこの曲を書いただけでなく、全てのインストゥルメント・パートをアレンジしたことに感心したという。またノエルは、受賞の際、ウィリアムスが曲の共作者でもあるガイ・チャンバースの名に触れなかったことにも異議を唱えている。「もし“Angels”が過去25年で最高の曲なんだとしたら、それを実際書いた奴の名前を知らせるべきだ」。

また音楽雑誌『Q Magazine』の編集者は、「Angels」の受賞は「間違ってる」と言い切った。「ザ・スミス、コールドプレイ、オアシス、ブラー、クラッシュ、ジャムが、あれよりいいものを書いてないっていうのか?」ラジオ2のDJは、「なんで、人々があの曲を選んだのかはわかるような気もするが、個人的には(歌詞の一節)“I'm Loving' Angels instead(僕は代わりに天使を愛する)”っていうのが理解できない」と話した。

この部門の候補には、デヴィッド・ボウイ、クイーン、クラッシュなど英国のミュージック・シーンが誇る名曲ばかりが挙がっていた。「Angels」が選ばれたのが“ベスト・ソング”ではなく“最も大衆に好まれた曲”という部門であれば、みんなも納得がいったことだろう。

Ako Suzuki, London