B・スプリングスティーン、新作を語る

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“ザ・ボス”が還ってきた。同時多発テロ事件をテーマにしたアルバム『The Rising』('02年)以来3年ぶりのブルース・スプリングスティーンの新作『Devils & Dust』が、今年4月26日に米国でリリースされることが決まった(日本発売未定)。

同アルバムには『Ghost of Tom Joad』時代のツアーで披露されたことのある「The Hitter」「Long Time Coming」といった曲を収録。AP通信などによると、イラク戦が始まった2年ほど前から書かれた今回の作品にはまた、人々の闘争をテーマにした曲が収められているという。彼は「悪魔との格闘を描いてる……混乱に取り組む人々をテーマに扱った。うまく行くこともあれば、悲劇になることもある」とAPに語った。

スプリングスティーンはまた、先日のLAUNCHのインタヴューで“仲間と自由な雰囲気の中”でニューアルバムが制作できたと話した。「気さくな仲間と一緒で、好きなことを自由にできるんだ。……リリースの義務感もなく、自分の音楽を作る自由が持てた……」。

スプリングスティーンは『Devils & Dust』のリリースに伴ったアコースティック・ツアーを計画している。現在のところ日程などの詳細は発表されてないが、これまでと同様に全米の小規模なホールやシアターを廻る見込みだ。

'02年に放った前作『The Rising』はマルチプラチナを獲得。翌年のグラミー賞で最優秀ロックアルバムに輝いた。

T.Kimura
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