グリーン・デイ、3/19幕張メッセ速報レポ!

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サマソニから7ヶ月、パンクロック界のスーパートリオが帰ってきた。ダイエットに成功したはずのビリーが大きく見える。ブロック後方から見るトレとマイクもビッグだ。以前とは明らかに違う。彼らは本当にビッグなのだ。最新作『American Idiot』が日本とヨーロッパのチャートで1位を獲得。米ビルボード・チャートにいたってはリリース1週目で初登場No.1を記録した。そして、今年2月のグラミーでは最優秀ロック・アルバムの栄冠を手に。カリフォルニアの片隅で結成されたバンドが今、世界を席巻している。

そんなビッグな3人が、会場の“GREEN DAY!”コールと共に、ステージに登場。東京公演初日(3月19日)がスタートした。前座(シュガーカルト)の演奏ですでに熱くなったオーディエンスは、オープニング・ナンバーからブッ飛んでいる! 交通事故で昏睡状態になってもグリーン・デイを聴けば目覚めるのだ。セラピーにも勝るパワーナンバーは圧巻。世界的に大ヒットしているだけあって、ファンも日本人だけでなくインターナショナルな顔ぶれだ。前方のブロックは、観客がぎっしり詰まっている。壮大なロック・オペラ「Jesus of Suburbia」が会場を包む。昨年末に米ラスベガスでニュー・アルバムを丸ごと演奏している彼らにとって、これは序章にすぎないのかもしれない。

ステージでは、パイロが炸裂! 爆発! ビリーが会場をなでるように眺める。「ギター、ヒケル、ヤツ~!?」と、恒例の“ステージ上げパフォーマンス”。ラッキーなファンが演奏し、さらにラッキーなことにビリーからギターをプレゼントされた。そして、この曲なくして語れない「Basketcase」で大合唱。ビリーはファンに感謝し“Thank you!”を何度も連発。アンコールではクイーンのカヴァーも演奏され、キラキラと舞う火花と紙吹雪のコラボにヴォルテージは上がりっぱなし。ラストに意外なナンバーがそれを鎮める。結局、これでいいんだ。最高だよ、ビリー、トレ、マイク!!。オペラとパイロが入り乱れたビッグな夜だった。

T.Kimura

※セットリストやライヴ写真入りの詳細レポートも後日掲載いたします。お楽しみに!
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