ナイン・インチ・ネイルズ、全米チャート制覇!

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最新のビルボード200アルバムズ・チャート(5/11付)で、ナイン・インチ・ネイルズ(NIN)の最新作『With Teeth』が27万2,000枚を売り上げ、初登場1位に輝いた。'99年に米チャートを制した『The Fragile』以来、約6年ぶりのトップ獲得となった。NINは8月13日・14日に大阪・東京(幕張)で開催される“SUMMER SONIC 05”への出演が決まっている。

2位が依然として好調なマライア・キャリーのカムバックアルバム『The Emancipation of Mimi』。集計会社のNielsen SoundScanによれば、セールスは19万7,000枚だった。3位が前週の4位から再浮上したロブ・トーマス(マッチボックス・トゥエンティ)の1stソロアルバム『...Something to Be』で、12万5,000枚を売り上げている。『...Something to Be』は先月に米チャートNo.1を獲得した。日本盤は5月18日に発売される予定だ(ワーナーミュージック・ジャパン)。

4位が前週から2ランクアップした50セントのヒットアルバム『The Massacre』。そして5位が前週に初登場1位を獲得したブルース・スプリングスティーンの最新作『Devils and Dust』だった。スプリングスティーンは現在、同アルバムに伴った米国アコースティック・ツアーを行っている。

トップ10チャート後半は、6位がスターウォーズのサウンドトラック『Star Wars Episode III: Revenge of the Sith』。映画の世界公開と同時に売り上げを伸ばした。日本では7月に公開予定。7位が再びチャートを上昇中のグウェン・ステファニーのソロデビューアルバム『Love, Angel, Music, Baby』。シングル「Hollaback Girl」がビルボード・ホット100チャートで連続1位を獲得した。

8位がイギリスで大ブレークした多国籍ヴォーカル・ユニット、イル・ディーヴォのセルフタイトル・アルバム『Il Divo』。

終盤は9位がメロディック・エモ・バンド、フォール・アウト・ボーイのメジャー第1弾『From Under the Cork』。ピート・ウェンツ(B)は初登場9位について、オフィシャルサイトを通し「バンドを始めた頃には想像もしなかった。この成功はみんなのおかげだ。ロードで会うのを楽しみにしている」と語った。日本盤は5月25日に発売される予定(ユニバーサル インターナショナル)。

締めくくりの10位はマイク・ジョーンズのメジャーデビューアルバム『Who Is Mike Jones?』となっている。

ほかに、緊急発売したリンプ・ビズキットの7曲収録のEP『The Unquestionable Truth (Part 1)』が24位にランクインした。日本のチャートではトップ10内にデビューした彼らだが(オリコン7位)、米国では同日に発売されたNINの勢いに及ばなかった。

次週はデイブ・マシューズ・バンドとウィーザーの新作が注目される。

T.Kimura
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