曲に“普遍性”を感じさせるSound Schedule、ツアー無事終了!

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3ピースバンドSound Scheduleの全国ツアー<Live Tour 2005 "SOUNDTOPE">が4月から行なわれ、先日5/30の大阪で無事終了。17ヶ所でSound Scheduleの音が鳴り響いた。

終盤戦である5/26には東京Shibuya O-EASTでライヴを実施した。ニューアルバム『BIOTOPE』を引っさげてのこのツアー、この日はタイトル曲「ビオトープ」でスタート。続いて「ハイライト」と新作を次々と披露した。

「先々月でバンド結成6周年迎えました! ……って言ったらお店で出汁巻き玉子、サービスしてくれてね(笑)。そういうのもうれしいけれど、こうやって音楽を続けられるのがもっとうれしい!」(大石昌良/Vo&G)と言うように、今、ファンの前で、演奏し、歌を歌うことが楽しくてしょうがない、といった気持ちがMCにも。大石の歌声が伸びやかだし、広いステージを行き来しながらのプレイも落ち着いていられない!といった様子だ。

中盤からは1st~2ndアルバムから人気曲を披露。ほかにもまだ発表していない新曲も飛び出したが、ファンの声援は上がる一方だ。新旧であろうと彼らの曲が支持される要素は、やはり“普遍性”を持ちえている、というところだろう。ヴォーカル大石の伸びやかな歌声と、安定しているもののバックに徹するだけでなく時折みせるインプロビゼーションばりのサウンド志向、そして一度聴いたら覚えてしまうメロディに息の合ったバンド……。そこにブレはない。CD音源を裏切ることなく、ライヴでは楽曲に勢いを吹き込んでいる。この長いツアーを続けてきた賜物もあるだろうが、本当にこのライヴを心から楽しんでいて、気持ちとしてもまっすぐな状態なのだろう、と思わせてくれた。そこが観客としては気持ちよくリンクできるのだろう。

最後はアンコール2曲を披露し、この日、全18曲を聴かせてくれた。夏はイベントでのライヴと、新作でどんなSound Scheduleの普遍性を表現するか、期待したいところだ。

文●星野まり子


<Sound Scheduleライヴ・スケジュール>
2005年
7/06(水)下北沢CLUB Que
7/25(月)逗子海岸clubeach house KANNON
8/02(火)大阪城 太陽の広場音楽ステージ
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