ロニー・ジェイムズ・ディオ、2年3ヶ月ぶりの新作と来日公演を語る

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前作『キリング・ザ・ドラゴン』から、なんと2年3ヶ月ぶりに新作『マスター・オブ・ザ・ムーン』を2005年1月にリリースしたディオ。
バンドを率いるロニー・ジェイムズ・ディオは、エルフ、レインボー、ブラック・サバスなどを経験し、ロック・ヴォーカリストとしてのキャリアが30年を超える超ベテラン・アーティストだ。
”毛先、指先からも声が出ている“と言われるその声はいまもまったく変わらず、その創作意欲は以前にも増して旺盛になっているようだ。
来日公演を行ったロニーにインタビューを敢行した。アルバムの話はもちろん、声やロック魂を持続させる秘訣にも迫ってみた。
また、ロック・コンサートで誰もがする“デビル・サイン”の誕生秘話をロニー自身が語ってくれた。

最新アルバム


「マスター・オブ・ザ・ムーン」
WPCR-12079 \2,580(tax in)
2005年6月8日発売

01.ワン・モア・フォー・ザ・ロード
02.マスター・オブ・ザ・ムーン
03.ジ・エンド・オブ・ザ・ワールド
04.シヴァーズ
05.ザ・マン・フー・ウッド・ビー・キング
06.ジ・アイズ
07.リヴィング・ザ・ライ
08.アイ・アム
09.デス・バイ・ラヴ
10.イン・ドリームス
11.ザ・プリズナー・オブ・パラダイス


メッセージ・ビデオ

「メッセージビデオへ ロニーからのメッセージをどうぞ。上の画像を

プレゼント


メンバー全員のサイン入り生写真を1名様にプレゼント。締め切りは6月30日。応募は画像をクリックするかコチラから。

──最新のアルバム『マスター・オブ・ザ・ムーン』でも、声が昔とホントに変わらない。声を維持する努力は何かしているの?

ロニー:タバコを吸わないこと。お酒はレコーディングしている最中は絶対に飲まないね。技術的なことでは、小さいときからずっとトランペットをやっているから呼吸法をわかっているということかな。腹の底から声を出して歌っているから、ちゃんと歌えるんだ。ボイスレッスンは一度も受けたことはないんだよ。大切なのは、いつでもきちんと歌うようにしようという気持ちを持つことだと思う。僕は完璧主義なので、いつも高い志をもってショーやレコーディングに望んでいるんだ。その気持ちが大切だと思うよ。

──今までもビビアン・キャンベル、ダグ・アルドリッチ、そしてもちろんトニー・アイオミなど、すばらしいギタリストと一緒にプレイしてきていますが、新たなパートナーのクレイグ・ゴールディの最も優れた点を紹介して下さい。

ロニー:彼はもしかしたらビビアンやダグよりも長くディオで僕と一緒にプレイしているかも。とにかく素晴らしい。ギタープレイヤーだよ。初めて会ったのは彼がまだ18歳のとき。すごくリッチー・ブラックモアに似ていて、心を込めて引くところが似ているなあと思ってた。同時にビビアンぽいプレイもできるし、トニーのようなプレイもできる。3人の素晴らしいギタープレイヤーの音をちゃんと出しながら、かつ『マスター・オブ・ザ・ムーン』では、自分らしいプレイもできる。

──歌とギターのバランスがすごくいい。このコンビネーションはやっぱり相性がいいからなのかな?

ロニー:もともとクレイグは、僕のことをアイドルとして尊敬してくれていて、今でも「あ、ロニーがいる!」という気持ちを持って接してくれるんだ。ただやはりどうしても自分のほうが下だというような見方をしてしまうところがあるらしくて。僕が言う通りに“はい、わかりました」ってやってくれる。それはそれで彼の性格で、変えられるものではなくて、やさしくてすごくいいところだけど、反対の意見をもってNOって言えることも必要かな。

──このアルバムに入っている曲は、スローテンポやミドルテンポなど、ものすごく重いものが多い。このスピード感は今のテーマになっているの?


ロニー:僕は曲作りをするとき、流行りではなくて自分が今書きたいと思う心境を切り取って作っているんだ。だから『マスター・オブ・ザ・ムーン』の曲を作っているときは、僕はミドルテンポの曲を書きたい、これは今の自分なんだっていう気持ちを持っていたんだ。別にこれは誰々のせいとかじゃなくてね。次のアルバムではもっとアップテンポな曲を書くよ(笑)。

──これから先、ロックミュージシャンとして活動をどのように続けていく予定?

ロニー:そうだなあ。僕自身にとって2000年に発表した『MAGICA』ってアルバムは、trilogy(3部作)なんだ。だからまだ『MAGICA 1』しか作っていないので、『MAGICA 2』、『MAGICA 3』を作らなきゃいけないと思ってる。ある意味では、もしかしたら僕のキャリアの本当の最後にこの作品を持ってきたほうがいいのかなと思っているので、今のところは『MAGICA 2』をすぐ作るのではなく、とりあえずさっき話が出た、アップテンポな曲がもっと入ったアルバムを作ろうかな、と今は思ってる。


取材・文●森本智

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