ポール・ロジャース、クイーンの抜擢に「驚き!」

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故フレディ・マーキュリーの代わりにクイーンのシンガーに抜擢されたポール・ロジャースが、そのときの驚きについて語った。ロジャーズはことの重大さに「即答できなかった」という。

彼は『Daily Mirror』紙のインタヴューでこう明かした。「みんなと同じように、俺もビックリしたよ。最初は、メイ、テイラー&ロジャースでいこうって話だったんだ。それがクイーン&ロジャースになったんだから話は別だ。メジャーなツアーになるし、責任もでかい。自分のソロ・キャリアも保留しなきゃいけないしね。即答できなかったよ。でかいバンドだからね」

しかし、テレビ番組『UK Hall Of Fame』で彼らと共にプレイしたときは「自然だった」という。「クイーンのショウをウェンブリーで見たとき、彼らの成し遂げたことにぶっ飛んだものだよ。そこに足を踏み入れるなんて大仕事だ。でも、番組で彼らと一緒に“We Will Rock You”と“We Are The Champions”をプレイしたとき、すごく自然に感じたんだ。自分の曲のように感じることができたよ。それに自分のトラック“All Right Now”をプレイしたら、新しいエネルギーが生まれたよ」

ロジャースは、マーキュリーのお気に入りシンガーの1人だったというが、2人が会話を交わすことはなかったという。「マネージメントのオフィスですれ違ったことはある。でも、それだけだった。いまは、ずい分彼を近くに感じるよ。だって、彼のテクニックを学ばなきゃいけなかったからね。彼の家族がシェフィールドの公演を見に来てくれたんだ。彼らに認められたのは、本当に嬉しかったよ」

先週予定されていたクイーンのハイド・パーク公演は、テロ事件により延期、今週の金曜日(7月15日)に行なわれる。また、10月には待望の来日公演が予定されている。

Ako Suzuki, London
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