大塚 愛、土臭さと生命力感じさせる新曲はぐっと切なくアコースティックな「ネコに風船」

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──初の全国ツアー、観させていただきましたが素晴らしかったです。とくにライヴ中盤の弾き語りは圧巻でしたね。終わってみてどうですか? こんなに長いツアーは初めてですよね?

大塚:“ここはこうだった”という言葉にはならない感情かな。“良かった”とか“楽しかった”とか、一言では片付かない感じがします。

──DVDドラマの『東京フレンズ』も無事リリースされましたね。こちらもびっくりするぐらい見事な女優ぶりに驚かされました。撮影はいつごろしていたのですか?

大塚:ありがとうございます(笑)。撮影は1話と2話がちょうど一年前。5話まで全部終わったのは今年の4月ごろですね。

──さて、新曲ですけど、これまでのイメージとはガラっと違う雰囲気ですね。

大塚:前からあった曲なのでとくに意識が変わったわけでもないんですよ。選曲のタイミングでここを選びました。

──実際にはいつごろ書かれた曲なんですか?

大塚:2003年2月ごろです。

──まだデビューしてないころですね。曲自体はどんなイメージで出発したんですか? アコースティック・ギターの感じとか、寂しげな雰囲気とか、ちょっと独特ですよね。

大塚:最初は打ち込みで作ったんですけど、生音を聴くようになってから、この曲には生音の方が似合うなということに気が付いて、それで生音でレコーディングし直したんですよ。

──以前に書かれた曲ということを聞いてちょっと驚きました。歌詞には最近の大塚 愛さんが投影されている感じがしたんです。猫って気まぐれで、気楽に生きてるように思われたり、あるいは“かわいいね”ってちやほやされたり。でも、実は猫にもそれなりの苦労があるという。

大塚:とくに限定して書いたわけではなくて、もちろん人とのダブルミーニング(二重の意味)で書いてはいるんですけど、それもわたし自身とは限定してないですね。

──街の風景の描写がリアルで、目の前に情景が浮かぶようでした。これは大塚さんの生まれた街がモデル?

大塚:商店街に住んだことはないですね。行ったことはありますけど(笑)。商店街は人の流れが止まらないというイメージがあって、常に流れている感じがしていて。

──そういう人間の慌しさって、猫の視点から見ると“早すぎるんじゃない?”っていう投げかけだったり?

大塚:人の流れって常に止まらない。右に流れたかと思ったら、左に流れたり。そこをどう渡っていくか、横切ってみるとか、自分も中に入ってみるとか。そういう時代の流れをリアルに、でも遠目から見ている猫の視線です。

──歌詞にかなりインパクトがありました。たとえば“バカじゃない”とか“このやろう”とか、ちょっと聴いててドキっとするような強い言葉があったり。

大塚:自分では結構普通かなと思ってます。猫の言葉を人間が真似て、“にゃー”とか言って、もし自分がやられたら、“ムカツク”とか多分思うだろうし。自分の言ったことを真似してそのまま言われたら、いい気分ではないですよね? (猫がたばこで火傷をするシーンは)人間に置き換えたら、歩きタバコですれ違いざまにヤケドしたら“このやろう”とかきっと思いますよね。

  
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