<FRF'05>シンプル・プラン、雨にも負けず元気いっぱい!

ツイート
出発前の週間予報では金・土は晴れ、日曜日のみ雨のはずだったが、若干の不穏な空気を察知し、カッパなど防水装備をリュックに忍ばせキャンプを出る。オアシスエリアで沖縄そば(ぱっと見で屋台が一番空いてたので)の簡単な朝食を取ると、シンプル・プランを観るためにグリーン・ステージに向かう。

個人的には記念すべき今年のフジ、一発目のライヴがシンプル・プランだ。春のツアーはとにかく盛り上がったし、楽しさ抜群だった。しかし、以前の公演は恵比寿リキッドにZepp Tokyo。正直、(収容人数・数万人といわれる)グリーン・ステージに立っている姿が想像できず、ちょっと不安な気持ちも。しかし、いざ着いてみればモッシュピットは大入り満員。前方エリアも立ち見でかなり人が集まっている。“やるじゃん!”なんて感心してると、さっそくライヴがスタート。


オープニングは「シャット・アップ」「ジャンプ」と理屈抜きアガれる曲を立て続けに演奏! モッシュピットのオーディエンスたちは、サビは合唱、ブレイクのタイミングもばっちりで曲をよく聴いてライヴに臨んでいることがわかる。うーん、ここまで綺麗にノッてくれるとバンドも楽しいだろうなぁ。ピエールとデヴィッドがかなり流暢な日本語で、日本のファンを絶賛する気持ちがよく分かる(笑)

しかし、3、4曲を終えたころ大粒の雨が降り始める。空の一部には明るさが見えてるだけに、典型的なにわか雨なんだろうけど、とにかく勢いが強い。が、オーディエンスは動じることなく、いやむしろヒートアップしすぎた体を冷やすことを楽しんでいるようにさえ見える。最新アルバムからの1stシングル「ウェルカム・トゥ・マイライフ」を披露すれば、グリーン・ステージ全体にラブ&ピースな空気が広がる。そして、そんな風に雨を気にせずライヴを続け、ちょっと切ないミディアムナンバー「パーフェクト」をしっとり、そして情感たっぷりに歌い上げる頃には雨は止んでいたのである。

明るく元気に、そしてポジティヴなメッセージを伝え続けるシンプル・プランの音楽のパワーで、雨を吹き飛ばしてしまったかのような、気持ちのいいステージだった。

取材・文●suepyon
Photo/Barks

Simple Plan
2005/7/29 GREEN STAGE

SHUT UP
JUMP
WORST DAY EVER
TRANSITION
ADDICTED
ME AGAINST THE WORLD
CRAZY
GOD MUST HATE ME
WELCOME TO MY LIFE
I’LL DO ANYTHING
PERFECT

BARKS夏フェス特集2005
https://www.barks.jp/feature/?id=1000010016
FUJI ROCK FESTIVAL '05特集
https://www.barks.jp/feature/?id=1000001735
この記事をツイート

この記事の関連情報

*

TREND BOX

編集部おすすめ

ARTIST RANKING

アーティストランキング

FEATURE / SERVICE

特集・サービス