<MTWB2005>豪華出演者が揃った最後のセッション!

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トリを務めたCHEMISTRYの演奏が終わり、陽がすっかり落ちた会場内には興奮と感動が入り混じったザワメキが心地よい余韻を残している。とそこへ、FM802でもレギュラーを務めている人気DJ、ヒロ寺平氏が登場し、最後のセッション・アーティストたちをステージへ呼び込む。

絶妙なハーモニーを響かせたCHEMISTRY。洗練されたスウェディッシュ・ポップを聴かせてくれたCloudberry Jam。短い演奏時間ながらも見事なバンド・サウンドで盛り上げたJackson vibe。歌って踊って笑わせた氣志團。炎天下でもパワー全開のパフォーマンスを見せたnobodyknows+。シークレット・ゲストとして弾き語りで出演したスガ シカオ(ヒロ氏には「セッションではリード・タンバリンを担当します」と紹介されてました)。攻めのライヴでオーディエンスを惹き付けたスキマスイッチ。シンガーとしての圧倒的な存在感を放った矢井田 瞳。錚々たるメンバーがズラリとステージに現われた。そして演奏されたのは、Bill Withersの「Lean On Me」。

9.11のテロのときにもよく聴かれた曲で、“君のそばには僕がいる”“辛いときには寄りかかってもいいんだよ”というような内容の歌だ。フェスの数は年々増え、大小合わせれば今年も各地で数十公演開催されているけれども、こういった形でセッションが行なわれるのはごく僅か。<MEET THE WORLD THE BEAT>自体は何かの救済を目的にしているイベントではないけれども、出演者が最後に何か一緒に演奏しようとなり、こういうメッセージ・ソングを届けようとしたことはとても素敵なことだと思う。そして、音楽の持つパワー、こうして音楽を楽しめる平和な環境の素晴らしさに、改めて感謝している。

写真●田浦 薫

セットリスト@<MEET THE WORLD BEAT>2005.7.24
1:Lean On Me

BARKS夏フェス特集2005
https://www.barks.jp/feature/?id=1000010016

MEET THE WORLD BEAT 2005 特集
https://www.barks.jp/feature/?id=1000010279
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