SHAKALABBITS、武道館アリーナはオールスタンディング!

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7月から全国9ヶ所を駆け巡ったツアー<between YOU and ME SHOW 2005>ファイナル、日本武道館。会場内では、普段の武道館コンサートとは違い、事前アナウンスが「無理に押し合わない」「気分が悪くなったら無理をしない」などと注意事項が長々と行われている。それもそのはず、今日のアリーナは、座席を設けずオールスタンディングとなっているのだ。最近ではファン同士での怪我やトラブルで、ダイブやモッシュを禁止せざる得ない方向になっていたSHAKALABBITSのライブだけれど、あえてオールスタンディングを決行するあたり、やはり彼ららしい選択肢だと思う。

興奮ぎみのファンを飲み込むように、会場内に爆音が鳴り響くと、ステージは「SADISTIC AURORA SHOW」からスタート。「THAT THING DO YOU!」「SO EXCITED!」が並び、アリーナでは早くもあちこちでダイブも始まっている。事前にダイブやモッシュは禁止されていたけれど…やっぱりね。こうじゃなくちゃ!

「男子は女子を守って、女子も男子を守って、1日しかない2005年8月2日を楽しんでって!」

そんなヴォーカルUKIちゃんのMCからもわかるように、彼らのライヴにとってモッシュもダイブも大事な音楽の楽しみ方のひとつ。それらをひっくるめて、TAKE-C(G)もKING(B)もステージ上で生き生きと動きまわるし、ファンもそれぞれが自由に楽しんでいる。それらが一体となって最高のひと時を作り出す、そんな極上のエッセンスになっているのだ。

「オレンジライオン」や「GO」、「COMEBACK ANYTIME」「candyball」など、全編を通してパンキッシュでノリの良い楽曲が並ぶなか、後半では「REGEL」では伸びやかなヴォーカルを披露。会場内をガラリと一変させてしまう。ライヴバンドとして単なる勢いだけではない、しっかりとした実力で魅了してくれたのも嬉しい限り。今回のステージでも特筆すべきシーンだった。

さらに「シャカラービッツ!」コールで幕を開けたアンコールでは、「ボビーとディンガン」「Pivot」などキャッチーな人気曲で再び会場を熱気に包み、全23曲でライブは終了。

「日本武道館は日本一のハコだと言われてますが、日本一なのはハコじゃねえ、お前らだーっ!」とMHA(Dr)が叫んだとおり、SHAKALABBTISはファンが大好きだし、ファンもSHAKALABBITSが大好きなんだなあと、ひしひしと伝わってきたそんな一夜。彼らにとって初めての武道館ライブは、文句なしに大成功となったようだ。

文●市川美奈香


<セットリスト>
1.SADISTIC AURORA SHOW
2.THAT THING YOU DO!
3.SO EXCITED!
4.マッシュルームキャットナンバープレート
5.オレンジライオン
6.GO
7.JERRY FISH
8.IT'S OUR SECRET
9.G★S★G
10.88 ROYAL SKA
11.SWISS MAMMIY
12.80
13.COMEBACK ANYTIME
14.SPICE!
15.candball
16.REGEL
17.星空の下で
18.ROLLIE
19.head-scissors
20.mommy's back?

アンコール
1.「ボビーとディンガン」
2.Pivot
3.MONSTER TREE
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