バンプ、愛知万博でのライヴ音源を聴いて!

今回は、プラネタリウムでの演奏ということでBUMP OF CHICKENとしては初のアコースティック形式での演奏。藤原&増川はアコースティックギター、チャマはエレキウッドベース、升は音をミュートしてのドラムセットでの演奏。午後7時過ぎ、会場が暗転して<LIVE AT PLANETARIUM>が始まった。
MCはバンプファンとして有名な元ロッキングオンJAPAN編集長の鹿野氏。そして今回のもう一人の主役大平貴之さんが呼び込まれ、このイベントが成立した経緯、宇宙、そしてプラネタリウムへの想いなどが丁寧に語られた。そしてBUMP OF CHICKENの登場! 1曲目は、大平さんとの出会いを演出し、そしてこのイベントの立役者ともいえる「プラネタリウム」。藤原と増川のアコースティックギターが絶妙に絡み合うイントロが奏でられると、それと同時に「メガスター」が映し出す美しい星空が現れる。かつて手作りのプラネタリウンムを作り上げたことがある大平貴之氏が、数十年もの時間をかけて到達した「メガスター」という前人未到のプラネタリウムが映し出す星空の下で、かつて手作りプラネタリウムを完成させることができなかった藤原基央が歌う。2人のクリエーターの強靭な想いが、“プラネタリウム”というキーワードのもとに運命的な出会いを果たした瞬間だった。

「今日は有り難う。どんどん歌うから聴いて下さい」
暗闇の中で藤原がMCをし、3曲目の「スノースマイル」へ。この曲の最後のコーラスのリフレイン部分では、満点の星空に突如大粒の雪が降り始め観客の視覚を圧倒。そして増川のアルペジオが奏でられ「embrace」が演奏された。藤原のボーカルは深淵な響きと説得力をもち、聴く人の胸をわしづかみにする。この曲の大サビでは、オーロラが出現し、視覚と聴覚の織りなす絶妙のコンビネーションを堪能することができたのだ。そしていよいよ最後の曲「ガラスのブルース」。この曲の最後には、星空全体を包み込むかのような巨大な映像が現れ、次第にそれが収縮し一カ所に定まると、それは美しい地球の映像だったとわかるという演出が用意されていた。そして、演奏終了直後の星空には“バンプマーク”が映し出されて全ての演奏を終了したのだった。
さてそれでは、上記で紹介したバンプの音を実際に聴いてもらおう。この日だけのアコースティク版「プラネタリウム」だ。別々のジャンルに生きるクリエイターのコラボレイト。別のものに出会うことにより、バンプの音楽が持つ未知の可能性と、それを楽しむ聴き手の想像力が広がるのが感じられる素晴らしい演奏をどうぞ!
なお、この試聴は9/30(金)までの期間限定。1ヶ月間楽しんでね。
●「プラネタリウム」(2005.8.10 Live@愛・地球博)
https://www.barks.jp/listen/?id=1000007072
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