BoA、大人っぽく魅せる「make a secret」、ヴォーカルの表現力で聴かせる新曲登場!

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──新曲のまえに、まずはツアーの話を訊かせてください。現在、DVD(『BoA ARENA TOUR 2005-BEST OF SOUL-』)もリリースされている先日のツアーは各地で大盛況でしたが、手ごたえはいかがですか?

BoA:今回はバンドとのからみが多かったので、去年とは違う楽しみがありました。アレンジもいつもとはちょっと違ったりして、アコースティック・ヴァージョンの曲もいくつかあったし、生っぽくてよかったですね。あとはバンド・メンバーとかダンサーの紹介を自分がステージの上でやったのが初めてだったんですよ。

──終わってみてどうですか? 実感として。

BoA:もっとやりたいという気持ちはあるんですよね。札幌とかも行ったことないんですよね。「メリクリ」の撮影が北海道のトマムだったんですけど、わたしは寒いのが好きなので、うれしかったんですよ(笑)。

──ツアーの後は韓国に戻ってアルバムを出したんですよね。

BoA:はい。ライヴが終わってからはずっと向こうですね。ツアーが4月末に終わって、曲はもう決まっていたから、すぐにレコーディングして、アルバムを出したのが6月の中旬です。韓国ではまだプロモーションをしてるので、9月までは行ったり来たりです。

──そんな活動の中、今回の新曲ですけど、ぐっと大人っぽい感じですね。“大人のBoA”というのは、ちょっと意識したんですか?

BoA:ベストを出した後はイメチェンが必要かな、というのは前から思っていて、スタッフさんとも話してたんですよね。だから、徐々にですけど、雰囲気を変えたいなって。元気よく歌って踊って、というだけじゃなく、ダンス・ミュージックにしても、もうちょっと大人っぽく、いろんな面を見せて行けたらなって。だから、あのベストは自分としても一区切りですね。

──そうすると、その後に出した第一弾シングル(「DO THE MOTION」)が初のオリコン1位というのは、すごく幸先のいいスタートですね。

BoA:そうですね(笑)。数字にはこだわらないですけど、作品として認めてくれたなら、それが一番うれしいです。

──今回の「make a secret」ですけど、どんな内容の曲ですか? たとえば、歌詞に“まだ誰にも気づかれたくない”とありますよね?

BoA:それは2人だけの世界をまだ誰にも知られたくないということですね。人は誰でもそれぞれ、秘密を持ってるじゃないですか? 恋愛をしてるときって、2人だけのものにしておきたい秘密ってありますよね?

──なるほど。そんな歌詞を歌うときに心がけたことはありますか?

BoA:この歌詞を読んだとき2人の雰囲気が、前向きで、余裕があって、堂々としているというイメージだったんですよね。だから、秘密だから恥ずかしいとかじゃなくて、逆に堂々と歌いたかったんですよね。

──歌詞の中に出てくる2人って、BoAさんから見てどんなカップル? たとえば「メリクリ」のときとかは、結構“こんな恋愛に憧れる”みたいにおっしゃってましたけど。

BoA:「make a secret」の場合、恋愛の形というより、2人の間の秘密のことについて具体的に表現した歌詞なんですけど、恋愛のスタイルというよりは、こういう秘密って、誰でも何かしら持ってるんだと思うんですね。だから恋愛している人も、していない人も、共感できると思うんですよ。

──じゃあ、作詞もしたカップリングの「LONG TIME NO SEE」の方が、自分自身の実感に近い感じですか?

BoA:「LONG TIME NO SEE」は、曲が先にできてて、後から歌詞を書くことになったんです。曲はカワイイけど、ちょっと切ない感もあって、世の中でカワイくて、幸せで、でも切ないものって何があるかな?って考えたら遠距離恋愛かなって。離れているときはすごく寂しくて、悲しいけど、たまに会ったらものすごく幸せで。だから、そういう遠距離恋愛のことをテーマにしてみました。

⇒後半に続く
  
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