<SUMMER SONIC 2005>甘酸っぱい美しさ、同じ気分の共有、ウィーザー

ツイート
ライヴは『グリーン・アルバム』収録のオールディーズ調のポップ・ナンバー「フォトグラフ」で始まった。リヴァースはチェック柄のジャケットを着ている。いくら日が落ちかけたとは言え、ライトがガンガン当たるステージは、客席にいる僕らが思っている以上の気温のはず。暑くないのか、リヴァース!?

しかし、この日、リヴァースはすこぶるゴキゲンだったようで、曲間に「日本大好き!」と連発しつつ、最新作『メイク・ビリーヴ』の曲よりも懐かしい曲、お馴染みの曲を中心に披露。途中、ブライアン(ギター)とスコット(ベース)がそれぞれに「ホワイ・ボザー?」と「フォール・トゥギャザー」でリード・ヴォーカルを取る場面も! これまでメンバー全員で一丸となるなんてこととは、およそ無縁だったウィーザー。と言うかリヴァース。心を入れ換えて、もっとバンドとして一生懸命やっていこうとでも考えたんだろうか? それともリヴァースの単なる気紛れか?

この日一番のハイライトは、『メイク・ビリーヴ』収録の「パーフェクト・シチュエーション」でサビの「オーオー、オーオー」というフレーズを、観客が合唱したところだろう。日没直前の美しい空の色が、楽曲の甘酸っぱい美しさを際立たせた偶然の“演出”には思わずジーンと来てしまった。

どの世代にだって、同じ感覚・気分を共有できるという意味で、自分達の世代を代表するアーティストがいる。中には「泣き虫リヴァースが僕らの歌を」という類の言い回しが気持ち悪いという人もいるようだけれど、こうしてウィーザーの歌を聴き、大勢のファンが彼らと一緒になって歌っている姿を実際に目の当たりにすると、多くの人達(特に'90年代半ば、10~20代を過ごした人達か)にとって、ウィーザーとは、まさに「僕らの世代」を代表するバンドなんだということが、よく分かるのだった。

取材・文●山口智男
Photo●SUMMER SONIC / YUKI KUROYANAGI

WEEZER
2005/8/14 MARINE STAGE

1. PHOTOGRAPH
2. UNDONE (THE SWEATER SONG)
3. WE ARE ALL ON DRUGS
4. WHY BOTHER ?
5. EL SCORCHO
6. NO ONE ELSE
7. PERFECT SITUATION
8. FALL TOGETHER
9. ISLAND IN THE SUN
10. BEVERLY HILLS
11. BUDDY HOLLY
12. HASH PIPE
13. SAY IT AIN’T SO
14. SURF WAX AMERICA

BARKS夏フェス特集2005
https://www.barks.jp/feature/?id=1000010016
SUMMER SONIC 2005特集
https://www.barks.jp/feature/?id=1000010617
この記事をツイート

この記事の関連情報